彼は4回まで1安打無失点という好投を見せましたが、勝利投手の権利を目前に控えた5回1死時に降板しました
最終的には4回1/3を投げて4安打2失点、最速149キロを記録しています
試合序盤は、1回に3者凡退に抑えるテンポ良い立ち上がりを見せ、さらに2回以降も110キロ台のカーブを駆使した多彩な投球で好調さを保ちました
しかし、5回に入ると疲労が影響し、制球が乱れました
投手は特に制球力が重要で、ボールが高めに抜けてしまうと打者にとっては狙いやすい球になります
この局面で、9番の漆原選手に二塁への適時内野安打を浴び、さらに1番の藤原選手には押し出し四球を与えてしまいました
王座復帰を期待する中での厳しい結果となりました
試合後、桑田2軍監督は花田選手の投球について、「良いボールもあったが、抜け球が多かった
やはり投手にはコントロールが課題」と指摘し、さらなる成長を期待しました
花田選手は広島新庄高から2021年のドラフト7位で入団し、その後、2022年11月に右肘関節のクリーニング手術を受け、2023年からは育成契約を結びました
同年10月には右肘内側側副じん帯再建術、一般に「トミー・ジョン手術」と呼ばれる手術も受けています
昨シーズンは実戦に登板できませんでしたが、今春キャンプ中には紅白戦で実戦復帰を果たし、3軍戦で14試合に登板
計50回1/3を投げて4勝1敗、防御率2.68を記録するなど、順調にアピールを続けています
今回の花田選手の初登板は期待の大きな瞬間でしたが、制球力の課題がしっかりと浮き彫りになりました。選手が次回の登板に向けて改善点を理解し、さらなる成長を遂げることが期待されます。何より、プロとして成果を出したいという強い意志を持ち続けてほしいです。
キーワード解説
- トミー・ジョン手術とは？
- 制球力とは？
