試合の流れと小笠原の活躍
先発投手のアービンが6安打を許し、0―2の3回には1死満塁という緊迫した場面でマウンドを降りる羽目にそこで登板した小笠原は、初打者のストットを浅い右翼へのフライに打ち取ったが、続くマルシャンには押し出しの四球を与えてしまった
しかし、強打者ターナーをチェンジアップで右飛に抑え、このピンチを凌いだ
さらなる好投を続ける小笠原
4回では本塁打リーグ首位のシュワバーをスライダーで一ゴロに打ち取り、続くハーパーも外角への集中的な投球で左翼フライに押さえ込むそしてボームには内角低めへの直球で見逃し三振を奪う
5回もマーシュから空振り三振を奪い、ロングリリーフとしての役割を完璧に果たした
中継ぎとしての成績
中日時代、及び7月にメジャー初昇格した際は先発として起用されていた小笠原だが、8月に再昇格してからは複数イニングの中継ぎを担当するように現在までの中継ぎ成績は、1勝0敗、防御率3.07という優れたものとなっている
評価される小笠原の投球術
MLB公式サイトによると、先発アービンは試合を壊さなかった小笠原を「彼はとんでもない勝負師だ」と賞賛し、「彼はただ相手に立ち向かって打ち取ろうとするのが好きなんだ打者に真っ向から攻めていって、本当にいい仕事をしていると思う」と感謝の言葉を述べた
今後の展望
小笠原はフィリーズのシュワバーとハーパーという強力な左打者に対し、昨今の対戦成績でも好成績を収めているシュワバーは4打数0安打、ハーパーも3打数0安打という無失点で封じ込める結果を出している
カイロ監督代行も「彼は戦士だ
マウンドに上がって恐れずにゾーンを攻め、自分のボールをゾーンの周りに投げ込む
『俺はメジャーリーガーなんだ』と証明しようとする姿がいい」と称賛を惜しまなかった
小笠原選手のリリーフ登板は、チームにとって非常に貴重なものでした。彼が持つ勝負強さや冷静な投球術は、強打のフィリーズ相手にも通用することが証明されました。今後も彼の成長から目が離せません。
キーワード解説
- リリーフとは?投手が先発投手の後に登板し、試合の流れを変える重要な役割を持つ。
- 防御率とは?投手が与えた得点の平均値を示す指標で、低ければ低いほど優れた投手とされる。
- 三振とは?打者が投球を見逃すか、バットに当てられないことでアウトになること。

