阪神が引き分けを挟み4連勝、育成ルーキー早川がプロ初勝利を挙げる
<DeNA1-2阪神>◇27日◇横浜 プロ野球セ・リーグの首位を争う阪神が、引き分けを挟んで4連勝を達成しましたこの日の試合では、育成ルーキーの早川太貴投手(25)が1軍初先発という大役を果たし、5回を投げて2安打無失点の快投を見せました
これにより、早川選手はプロ初勝利を手にすることとなりました
育成選手としての1軍先発は、阪神球団史上初の試みであり、ルーキーイヤーでの白星も初の快挙です
日刊スポーツの評論家、岩田稔氏(41)は、この日の早川投手について、確かに自身の状態は「好調ではなかった」と評価しながらも、彼の独特な投球フォームに注目しました
早川投手は、北広島市出身で、1型糖尿病を抱える選手です
彼の家族が北海道の北広島市役所に勤務している縁もあり、早川投手の才能を早くから目にしていた岩田氏は、彼のピッチングスタイルをよく理解しているといいます
この試合において、彼は通常のコントロール力に欠ける部分がありましたが、重要な場面でしっかりと抑えるのはさすがです
早川投手の持ち味は、右打者の外角低めに決める直球で、これを次回のマウンドでも披露することが期待されます
岩田氏は、早川投手がこの試合で見せた投球スタイルには、打者にとって一定の難しさがあったともコメントしています
特に、左足を上げた後のボールリリース時にリズムが変わるため、打者側もタイミングを合わせるのが難しかったと話しました
次回の対戦で打者たちは早川投手に対する適応が進むかもしれませんが、今は彼自身の実力を最大限発揮することに注力すべきだと考えられます
大きな崩れもなく、試合を作れる能力を評価されており、今後の成長が楽しみです
阪神の早川投手がプロ初先発を飾り、無失点の素晴らしいピッチングを見せたことは、球団にとっても大きな励みになったでしょう。彼のまだ成長途上であることがわかる一方、その才能を光らせる余地があることも示しました。今後の活躍が期待されます。
キーワード解説
- 育成選手とは?チームが選手を育てるために特別な契約を結んだ選手のことで、まだプロ選手としての実績がない若手選手が多いです。
- 独特なフォームとは?ピッチャーがボールを投げる際の体の動きやバランスが一般的なスタイルとは異なることを指します。これにより、打者のタイミングが取りにくくなります。
- コントロールとは?ボールを投げた際に、目的の場所に狙い通りに投げることができる技術のことを指します。

