試合後、巨人の阿部慎之助監督は判定について審判団と約2分間にわたり話し合った
試合のクライマックスとなったのは9回裏、巨人が1点を追う中でのプレー
リチャードが一塁ゴロを打った際、一塁ベースを踏んだモンテロがバックホーム
その後、三塁の門脇がタッチアウトとなったが、阿部監督はこの判定をリクエストしたものの、覆ることはなかった
阿部監督によると、試合後の彼の話し合いでは、捕手がベース前で待機する必要があるのかという疑問点があり、「流れの中ではああいうブロックが許されるのかどうかを確認した」と述べた
捕手の会沢選手は捕球前からベースを越えていたため、阿部監督はこれが適切かどうか疑問を持った
控え審判の吉本文弘氏は試合後のインタビューで、「正直、難しい判断だったが、ベースは空いていた
タイミングとしてはアウトだ」という見解を示した
一方、責任審判の山本貴則二塁塁審は「総合的な判断」と語り、具体的な状況に基づく審判の難しさも強調した
プロ野球のコリジョンルールについて触れると、これは捕手がボールを持たずに得点を狙う走者の走路をブロックしてはいけないという規則で、違反した場合はその走者にセーフが宣告される
しかし、捕手が実際に送球を守ろうとする動きによって走路をふさぐ場合は違反にはならないという暗黙のルールも存在する
今回の試合では、広島と巨人の接戦が繰り広げられ、特に判定を巡る議論が注目されました。審判団との話し合いを通じて、野球におけるルールの繊細さと解釈の難しさが浮き彫りになりました。球場内外でこのような議論が交わされることは、ファンにとっても興味深い出来事です。
キーワード解説
- コリジョンルールとは？：プロ野球におけるコリジョンルールは、捕手がボールを持たずに走者の走路を阻害した場合、アウトを宣告するための規則です。逆に、走者を守るための適切な動作であれば、違反にはならないとされています。
