現在、上沢は9勝6敗の成績を収めており、2021年以来4年ぶりの2桁勝利が期待されている
すでにチームの先発陣からは、有原航平、モイネロ、大関友也がそれぞれ2桁勝利を挙げており、仮に上沢が勝利を収めれば、2005年に達成された斉藤和巳、和田毅、杉内俊哉、新垣渚のように、4人の投手が同時に2桁勝利を達成することになる
これは、ソフトバンク球団誕生から20年ぶりの快挙とも言える
上沢は今シーズン8月に入ってから3試合で無敗を誇り、防御率は1.80と素晴らしいパフォーマンスを見せている
特に、前回の登板となった20日の西武戦では、7回を投げて2失点、移籍後最多となる12奪三振を記録する力投を見せた
登板間隔について上沢は「中8日での投球でも特に問題はなく、トレーニングに充てる日数が2日多く取れたという印象です」と冷静に語った
この日はZOZOマリンスタジアムで入念なキャッチボールを行い、汗を流しながら準備を整えた
また、現在2位の北海道日本ハムファイターズとはわずか1ゲーム差という緊迫した状況の中で、上沢は「こういうシーズン後半を送れるのは幸せなことです
プロ野球選手としてはこうした緊張感を持ちながらプレーすることが重要だと思う
楽しみながらも自分の役割をしっかり果たしたい」と意気込みを語った
新加入の右腕として、ソフトバンクの強力な先発陣に名を連ねる存在となることを願う上沢の活躍に、ファンの期待が高まっている
上沢直之投手が10勝に手が届く状況は、ソフトバンクの投手陣の力を象徴している。チーム全体が高いレベルで競争している中、個々の選手がどのようにしてその期待に応えるかが今後の成績に影響を与える。上沢が勝利を挙げることで、チームはさらに強固になるだろう。
キーワード解説
- 10勝カルテットとは?:2桁勝利を挙げた投手が同一チームに4人いることを指し、特にチーム力の高さを示す。
- 防御率とは?:投手が与えた失点を基に算出される指標であり、数字が低いほど投手の成績が良いことを示す。
- 奪三振とは?:投手が打者を三振にすることを指し、投手の球威や技術の高さを表す重要な指標である。

