甲子園球場に響き渡る歓声の中、阪神の近本光司選手が待望のヒットを放った
近本選手は、１－３の逆境に立たされていた７回、２死一塁の場面で中川投手と対戦
過去に対戦した経験から球筋をイメージしていた近本選手は、初球の直球を見事に捉え、左翼線への二塁打を放った
この一打が、彼にとって８月２２日のヤクルト戦以来、実に３９打席ぶりのヒットとなった
「すごく安心します」と語る近本選手は、ヒットを打ったことで肩の荷が下りたようだ
そして、「自分のやりたいこともしっかりできた
過程でもすごくいいものがあった」と、自身の打撃に対する評価も声明した
彼の一打は球場の雰囲気を一変させ、続く中野選手も中堅への適時二塁打を放ち、同点に追いつく
さらに森下選手、佐藤輝明選手が続き、この回に一挙４得点を挙げ、試合を逆転に導いた
近本選手にとって、この試合は苦しい時期を乗り越えた証でもあった
高い打率を維持していた彼だが、当たりが止まってしまい、28日のＤｅＮＡ戦では予防的にベンチスタート
29日以降もヒットが出ず、自己ワーストを更新する時間を経験した
それでも、「（ヒットを打つのは）簡単なものではない」とし、苦しい期間を成長の機会として捉えていた
通算1069安打となり、プロ7年目での長嶋茂雄（巨人）の安打数まであと1本となった近本選手
「いろんな重みがあるので、積み重ねていきたい」と語り、引き締まった表情で次なる目標に向かう意志を示した
優勝に向けた気持ちも強く、「気を抜かず、あさってからも頑張りたい」と力強く締めくくった
これを機に、虎のリードオフマンがついに目を覚ました
今回の記事では、阪神・近本選手が試合で久々のヒットを記録し、試合を逆転に導いた様子が詳しく報じられています。彼の苦しい時期を乗り越えた意味や努力が、勝利に繋がったことは、ファンとしても感じ入るものがあります。近本選手のプレーは、ただのヒット以上にチームにとって重要な意味を持つことを示しています。
キーワード解説
- 近本光司とは？阪神タイガースの外野手で、スピードと巧打に定評がある選手。
- 二塁打とは？打者が一塁を回り、二塁まで到達する安打のこと。
- 逆転とは？スポーツの試合で、後れを取っていたチームが、再びリードを奪うこと。
- 自己ワーストとは？自分自身がこれまでに経験した最も悪い状態や記録のこと。
