この試合で先発したカイル・マラー投手(27)は、3回に一挙4点を奪われる失点を犯し、チームは本拠地での6連戦を黒星スタートとなった
試合後、井上一樹監督(54)は、クライマックスシリーズ(CS)進出争いを意識し、勝利への強い決意を見せた
マラーは、この試合で先制点を許す重要な局面で不安定な投球を見せた
問題の3回、マラーは1死から森下に中前打を許し、続く佐藤輝に対して高めのツーシームが直撃
これがホームランとなり、2点を先制される結果となった
その後も、彼の投球は安定せず、大山に対してフルカウントから四球、次の熊谷にもフルカウントを与えてしまい、結局2ランホームランを浴びる羽目に
試合全体を通じて、マラーの制球力に疑問が残った
試合を振り返るマラーは「ホームランの後の大山選手はアウトに取るべきだった
そうすれば変わっていた」と失点の理由を分析する一方で、前回登板での5四死球に続く不安定な内容を心配する意見も監督からも出された
井上監督は「毎回同じようなことをする
試合も残り少なく、チャンスがどれだけ残されているのかも微妙」と厳しい評価を下した
この日の試合では3位のDeNAが勝利したことから、CS進出圏内までのゲーム差は2.5に広がり、中日は更なる勝利が求められる状況となった
井上監督は「勝つべくして戦い、選手たちのテンションを上げていくしかない」と決意を新たにしている
残り23試合、選手の力と精神面が勝敗に大きく影響する
この試合を踏まえると、中日のマラー投手にとっては制球力が大きな課題であることが伺えます。先制点を奪われることで、チーム全体の士気に影響が出てしまいます。今後の試合に向け、彼がこの問題を克服できるかどうかが、チームの勝利に直結すると言えるでしょう。
キーワード解説
- 先制点とは?試合開始から早い段階で得点することを指します。これにより、相手チームは追いかける形になり、プレッシャーが増します。
- ツーシームとは?2種類の回転が加わった速球で、バッターには直球のように見えますが、打つと変化します。通常のストレートよりも打ちにくい球です。
- クライマックスシリーズ(CS)とは?プロ野球のプレーオフ制度で、リーグの上位チームが優勝を競い合う短期決戦形式のシリーズです。

