しかしその中でも、3番・森下翔太外野手（25）が自身のキャリアハイとなる20号ソロを放ち、注目を集めました
入団3年目の森下選手は、バンテリンドームで初めての本塁打を記録し、セ・リーグの本拠地6球場すべてでのホームランを達成したのです
森下の快挙と歴史的日付
森下選手のキャリアハイは、81年の2年目に20本本塁打を放った岡田彰布選手以来、生え抜き右打者として3年目以内に達成されたことになりますこの試合で、2位に位置する巨人が勝利したため、阪神の優勝マジックは「6」のままとなりましたが、森下選手はこの日、チームに先駆けて“セ界制覇”を果たしました
これは、48年前の9月3日に王貞治選手が756号本塁打を放ったのと同じ日付の出来事で、この日が「ホームラン記念日」となっていることにも意味があります
試合の振り返り
試合の序盤、阪神は劣勢に立たされ、「1－4」の状況において、森下選手は6回の先頭打者として登場しましたこの状況で、大野投手の3ボールからの直球を捉え、豪快な一打を繰り出しました
打球が左翼席へ飛び込む瞬間、乾いた打球音が鳴り響き、観客の期待を裏切らない素晴らしいショットとなりました
バンテリンドームでの苦闘
森下選手にとって、バンテリンドームは難関の球場でした今季の公式戦では、ここでの打率が最も低い・200という結果でしたが、今回のホームランによってその壁を乗り越えました
来季からはこの球場にホームランテラスが設置されることもあり、チームとしてはこの球場での最後の3連戦で意味のある一打となりました
今後に向けての抱負
森下選手は、打撃フォームを過去の調子が良かった時に戻したことで、打球がしっくりと感じるようになったと話しています直近5試合での打率は・526と高水準を誇り、今後さらなる成長に期待が寄せられています
目標として掲げるのは「25本塁打」で、残り21試合で4発という記録達成も視野に入っています
今回の試合で森下選手は新たな記録を打ち立て、ファンに大きな感動を与えました。今シーズンの彼の活躍が阪神の優勝に向けての原動力となっていることを考えると、ますます注目が集まります。残りの試合でもその勢いを維持し、さらなる記録を狙ってほしいと願います。
キーワード解説
- キャリアハイとは？ - アスリートが自身の最良の成績を更新した状態を指し、選手がこれまでの努力を実らせたことを意味します。
- 本塁打とは？ - 野球において、打者がホームベースを一周して得点することを指し、一般的には安打の中でも特に目立つプレイです。
- 優勝マジックとは？ - 野球リーグにおいて、特定のチームが優勝を確定させるために必要な勝利数を示す数値で、ファンの期待感を高める要因となります。
