元巨人・楽天の高田萌生、JR西日本での都市対抗出場を果たす
元読売ジャイアンツ及び東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していた高田萌生投手が、JR西日本の補強選手として第96回都市対抗野球大会に出場しました彼は9月2日のENEOS戦で登板し、結果は1/3回を1安打、2四死球、2失点という内容で、チームは初戦で敗退しました
「何度も投げたマウンドだから、またここで投げたかった」と語り、6年ぶりに東京ドームのマウンドに立つことができた喜びを表しました
都市対抗野球特有の「補強選手」として出場したことについて、高田選手は「光栄でした
本当に貴重な経験をさせてもらって感謝しています」と述べました
試合は7回に4点目を奪われ、なおも2死二塁の場面でマウンドに上がり、151キロの直球で打者を一飛に打ち取ることで火消しに成功
しかし、8回に四死球で走者を溜め、2点適時二塁打を浴びた結果、そこで降板となりました
プロ野球生活では通算で10試合に登板し、未勝利(2敗)、防御率9.61と苦しみました
高田選手は2016年のドラフト5位で創志学園高から巨人に入団し、2018年にはプロ初登板を果たしました
しかし、いずれも厳しい結果に終わり、2020年には楽天にトレード移籍され、2023年には戦力外通告を受けてしまいました
「プロ生活では厳しさや貴重な経験をたくさんしました」と振り返る一方、2軍ではイースタン・リーグで最優秀防御率、最多勝、最高勝率を獲得するなどの成果も上げましたが、1軍では通用しなかったことに悩んでいました
社会人野球での挑戦が2年目を迎える中、高田選手の最速154キロが157キロに向上するなど、フィジカル面でも進化を続けています
「野球がうまくなりたいという気持ちが一番強い」と闘志を見せる彼は、NPB復帰の可能性についても、「もちろんできたら一番いい
まずは社会人野球で高いところを目指したい」と語り、一歩ずつ成長を続けています
楽天を戦力外となった際の悔しさはあったものの、「それでも野球を続けたいという思いが一番ありました」と、現役への思いは揺るがなかったことを明かしました
高田萌生選手が都市対抗野球に出場したことは、彼のキャリアにとって重要なステップです。プロ野球での苦しい経験を経て、新たな挑戦に向かう姿勢は多くの人に勇気を与えることでしょう。特に「単純に野球がうまくなりたい」という気持ちには、成長を志す姿勢が現れています。今後の活躍が期待されます。
キーワード解説
- 補強選手とは?:チームに不足している選手を補うために、他のチームから選手を一時的に借りる制度です。
- プロ野球とは?:日本のプロスポーツの一つで、特に野球を指します。全国のチームが優勝を目指して戦います。
- 都市対抗野球とは?:日本の社会人野球の大会で、企業チームが全国大会で競い合います。
- フィジカル強化とは?:身体能力を向上させるためのトレーニングや体づくりのことを指します。

