巨人、山崎投手の力投も負け切りシーズン後半を危機的状況に

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(セ・リーグ、中日1-0巨人、20回戦、10勝10敗、5日、バンテリンD)巨人は勝ち頭10勝の山崎伊織投手(26)が8回2安打1失点の力投を見せましたが、打線は相手の3倍となる6安打を放ちながらも、屈辱の零封負けを喫しました

阿部慎之助監督(46)は試合後、「(山崎は)頑張ってくれた

1点が、とても遠かったですね」と唇をかんだことからも、その悔しさが伺えます

山崎投手は自己最多11勝目を目指してこの試合に臨みましたが、四回まで完全投球の完璧な立ち上がりを見せながら、五回1死でボスラー選手にカットボールを運ばれ、これが決勝点となったのです

カットボールとは、投手が通常のストレートボールよりも少し速く、かつ横に動かす技術が求められる球種です

打線は直後の六回1死一、三塁の好機を得るも、4番・岡本選手が浅い中飛に倒れるなど、得点には結びつきませんでした

山崎投手は8回を85球で投げ切りましたが、チームは彼が作り出したチャンスを生かすことができませんでした

これにより、セ・リーグ2位の巨人は、岐阜でヤクルトに大敗を喫した前夜に続いて2連敗

今季ワーストタイの借金3となりました

首位阪神のマジックは3となり、3位DeNAには0.5ゲーム差に詰められてしまいました

レギュラーシーズン残り19試合で巨人にとっては待ったなしの状況となっており、下を向いている時間はありません

今回の巨人の試合は、山崎投手の頑張りがあったにもかかわらず、打線が機能しなかったことが悔やまれます。カットボールを打たれたことや、チャンスに打点を挙げられなかったことは、今後のチームにとって克服すべき課題です。首位阪神とのゲーム差が縮まる中、巨人はこのままではさらなる降格を招く恐れもあり、次戦に向けた準備が急務です。
キーワード解説

  • 山崎伊織とは?:巨人の26歳の投手で、シーズン中に多くの勝利を上げているエースピッチャーです。
  • カットボールとは?:投手がストレートボールをわずかに切ることで、ボールが軌道を変え、打者のミスを誘う球種のことです。
  • 零封負けとは?:試合中に1点も得点できずに敗れることを指します。この場合は、敵チームに得点を許すことなく勝つことを意味します。

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