今回登場したのは、災害救助犬のアッシュ（メス、オーストラリアン・シェパード、7歳）であり、その訓練士である中野汀彩（なぎさ）さんとのコンビで観客を魅了した
この始球式は「なにわのHERO特別始球式」として、大阪の街を明るくする地元のヒーローを紹介するイベントとして開催された
アッシュと中野さんは6月にトルコで開催された「FCI災害救助犬チームワールドチャンピオンシップ」の「がれき捜索部門」で日本代表チームの一員として見事に優勝した経歴を持つ
さらに、昨年1月の能登半島地震の災害現場でも卓越した能力を発揮し、行方不明者の捜索に貢献した
始球式が始まると、アッシュはマウンド前から元気よくダッシュし、捕手役の中野さんのもとへボールを運んだ
アッシュが見事にボールを渡すと、会場は大きな拍手に包まれた
中野さんは「私の方がかなり緊張していて、アッシュも緊張していたと思います
最後にボールが滑ったのが悔しかったのですが、彼女は本当によく頑張ってくれました」と振り返った
中野さんは、この始球式に感謝の意を表し、災害救助犬への理解がさらに広がることを願っている
「アッシュは私にとってかけがえのない存在で、家族以上の感覚でいます
災害現場では早く生存者を発見することが重要で、日々の訓練でより早く見つける練習を進めていきたい」と語った
この特別な始球式は、災害救助犬アッシュとその訓練士中野さんの感動的なパフォーマンスを通じて、観客に対して災害救助犬の重要性を伝える良い機会となりました。アッシュの元気な姿に多くの来場者が心を打たれ、笑顔が広がったことは間違いありません。このようなイベントが続くことで、災害救助犬に対する理解が進むことを期待したいです。
キーワード解説
- 災害救助犬とは？災害救助犬は、災害現場で人命を救うために訓練された犬のことで、行方不明者の捜索を行う重要な役割を担います。
- 始球式とは？始球式は、試合開始前に特別なゲストが行う第一球の投球イベントで、観客に楽しみを提供するための儀式です。
- FCIとは？FCIは、世界的な犬の愛好団体である「Fédération Cynologique Internationale」の略称で、犬のブリーディングやトレーニングに関する国際基準を設けています。
