花園大の藤原聡大、圧巻の投球で大学野球秋季リーグ初戦を制す

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◇京滋大学野球秋季リーグ第2節1回戦 花園大3―2大谷大(2025年9月8日 太陽が丘球場) 大学野球の熱戦が繰り広げられる京滋大学野球の秋季リーグが、8日に太陽が丘球場で行われ、花園大学が大谷大学を3―2で下し、先勝を収めました

特に注目を集めたのは、花園大のエース、藤原聡大選手(4年)の素晴らしいピッチングです

藤原選手は、この試合で最速155キロを記録する右腕投手として知られ、5回を投げて無安打無失点という圧巻の成績を残しました

大谷大打線に対しては、許した出塁が四球と失策によるわずか2人にとどまり、初回から3者連続三振を奪うなど、まさに圧倒的なパフォーマンスを見せました

藤原選手は合計で10奪三振を記録し、打者17人に対して非常に高い打率を許すことはありませんでした

「早いカウントで追い込み、早めに勝負するという課題はクリアできつつある」と藤原選手は自身のピッチングについて語り、3球で勝負するスタイルが功を奏したことを振り返りました

また、次回の登板が中5日ということもあり、当初の計画通り5回で交代しました

球場にはNPB(日本プロ野球)の9球団からスカウトが集結し、西武ライオンズは6人、読売ジャイアンツは4人の態勢で視察に訪れるなど、多くのプロ球団が来場しました

巨人の水野雄仁編成本部長代理は「素晴らしい球を投げていた」と絶賛し、ヤクルトの小川淳司GMも「投球フォームが素晴らしい」と称賛の言葉を送っています

藤原聡大選手は、2003年11月20日生まれの21歳で、三重県伊賀市出身です

小学校1年生から野球を始め、投手と遊撃手を兼任し、中学時代には甲賀リトルシニアに所属

その後、水口高校で1年秋に背番号6でベンチ入りし、2年秋からはエースナンバーの背番号1を背負いました

花園大学では、1年春からリーグ戦に登板し、2年春には全日本大学野球選手権にも出場しています

藤原選手の素晴らしい投球は、将来のプロ入りに向けて大きなアピールとなったでしょう。複数のプロ野球球団のスカウトが集結した中でのパフォーマンスは、彼の才能がいかに注目されているかを示しています。これからの成長が非常に楽しみです。
キーワード解説

  • 無安打無失点とは? 試合で投球を行った投手が、相手打線にヒットや得点を許さなかったことを指します。これは非常に優れたピッチングの証と言えます。
  • 奪三振とは? 投手が打者を三振に抑える回数のことを言います。三振を多く奪うことは投手の力や技術を示す指標として重要です。
  • NPBとは? 日本プロ野球の略称で、日本のプロ野球リーグを指します。ここでは、日本各地のプロ野球チームが競い合っています。

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