涌井投手、オスナの満塁本塁打に屈し失点重なる

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◇11日 ヤクルト―中日(神宮) プロ野球の中日ドラゴンズの先発投手・涌井秀章選手は、神宮球場で行われたヤクルト戦に登板しました

しかし、5回途中にオスナ選手に満塁本塁打を浴び、総計6失点で降板する結果となりました

涌井選手の投球内容

涌井選手は試合開始早々、初回にヤクルトの浜田選手に左前打を許すも、その後は長岡選手を併殺打に打ち取るなど好調なスタートを切りました

彼はさらに、3回まではわずかに22球を投じ、打者を抑える優れたパフォーマンスを見せました

失策と失点の連鎖

しかし、ゲームの流れは4回に一変します

強まる雨の中、三塁手のチェイビス選手が浜田選手の打球をファンブルし、次いで二塁手の田中選手も長岡選手の打球を弾く失策を犯しました

この2つのエラーで無死一、二塁となり、北村恵選手には併殺を奪うものの、村上選手とオスナ選手に連続四球を与えて満塁となりました

決定的な場面

次に登場する6番・太田選手の右前適時打でまず1点を献上

さらに5回には、先頭の吉村選手に四球を与え、浜田選手に左前打を許します

そして長岡選手を二ゴロに打ち取るも、北村恵選手には死球を与え、満塁のピンチを迎えました

涌井選手は4番の村上選手を追い込むも、最終的に押し出し死球を与え同点となり、最後はオスナ選手にフルカウントからの直球を左翼スタンドに運ばれる形で、一挙に5失点してしまいました

今後の展望
この試合後、涌井選手は降板し、2番手の梅野選手がマウンドに上がりました

涌井選手にとっては今回の投球がいかに厳しいものであったかの一因として、雨による悪条件と多くの四死球が影響したことが挙げられます

今季はこれまでに5勝を挙げていた涌井選手ですが、次回の登板での巻き返しが期待されます

今回の試合では、涌井投手が雨に左右された影響で思うように投球ができなかったことが映し出されました。失策も重なり流れが変わった感が強く、今後どのように彼が立て直していくのか注目されます。彼自身の反省を活かし、次回の試合での活躍を期待したいと思います。
キーワード解説

  • 満塁本塁打とは?:満塁本塁打は、塁上に走者が満塁(1、2、3塁に走者がいる状態)である時に打たれる本塁打のことで、打った選手の一打で4点が入るとても重要な得点です。
  • 死球とは?:死球は、投手が投げた球が打者に当たることを指し、打者は自動的に一塁に進むことが許されるルールです。
  • 四死球とは?:四死球は、四球(4つのボールで出塁)と死球(当たり球で出塁)の両方を合わせた言葉で、投手が投げた球がストライクゾーンに入らずに出塁を許すことをさします。

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