江川卓氏が語る巨人のCS争いと打線組み直しの背景

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元巨人で名投手の江川卓氏(70)が、YouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」を更新し、古巣・巨人の現状についての見解を述べた

特に、クライマックスシリーズ(CS)争いが熾烈を極める中、選手たちの復帰によるチームの変化が注目を集めている

岡本和真選手の復帰と打撃成績

巨人は8月下旬に岡本和真内野手(28)と吉川尚輝内野手(30)が復帰し、シーズン終盤にフルメンバーが揃った

しかし、江川氏は「岡本さんが戻ったらもう少し勝ち始めるかなって思ったんですけど、意外に伸び悩んでいる」と振り返った

岡本は復帰以降、8月23日のDeNA戦から本塁打は出ていないものの、22試合で26安打を記録し、試合前時点で打率は3割を超えている

打順の変更についての江川氏の見解

江川氏は、岡本を3番、岸田行倫捕手(28)を4番に抜擢した8月30日~31日の阪神戦、9月2日のヤクルト戦についても言及した

「これがちょっと驚いた

いかに阿部監督が悩んでいるか」と私見を述べた

打率が良い岡本がホームランの打球が上がってこないことが、3番に起用する要因となったと分析し、「打線が得点と一致しない」とも語った

吉川選手の打順と打撃について

吉川についても触れ、「今8番くらい打っているでしょ

本当は3番か5番のバッターですから

8番にした途端打ち始めたってみなさん思ってる方もいると思いますが、『8番だから自由に振れる』んですよ」と、下位打線の選手が持つ強みを解説した

これにより、チームは打線の組み方によってCS進出の可能性を左右される状況にある

江川氏の分析は、復帰選手による打撃の持つ影響を明確にしている。特に岡本選手の打順変更は、阿部監督の苦悩を表していると言える。チームがCS進出を目指す中、打線の再構築が急務であることが浮き彫りになっている。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズ(CS)とは? クライマックスシリーズは、プロ野球のプレーオフ形式の一環で、各リーグの上位チームが進出し、優勝を争います。
  • 打順とは? 打順は、試合中に各選手が打席に立つ順番のことで、戦略的に組まれることで得点の機会が左右されます。

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