中日・涌井、ヤクルト戦での苦い経験を振り返る

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◇11日 ヤクルト6―5中日(神宮) 中日ドラゴンズの先発投手、涌井秀章が今季5敗目を喫する結果となった

神宮球場で行われたヤクルト戦では、5回途中で6失点(自責点5)し、特に5回裏に打たれたオスナの満塁本塁打が試合の行方を大きく左右した

涌井はその瞬間を、「1番最悪の選択をした」と悔しさを露わにした

試合の流れは5回の時点で、中日が1点をリードしていた

しかし、1死の場面で涌井は投手・吉村に四球を与え、続く2死満塁の状況で、4番バッター村上に死球を与えた

この結果、同点となる失点を重ね、その後の打席でオスナがフルカウントから放った直球を左翼スタンドに運び、満塁本塁打を献上した

一気に5失点を喫することとなり、涌井自身も「抑えたい欲が出た

4点を失うのだったらフォアボールなり、変化球で外にいくべきだった」と反省の弁を述べている

彼は「負けられないところでの大量失点は非常に大ダメージ」とし、結果的に試合を落としてしまったことを嘆いた

試合終了後、涌井はこの1球が勝敗を分けた要因であると認め、次回への教訓とする決意を新たにした

涌井投手の試合後のコメントからは、自らの選択に対する悔いが強く伝わってきます。多くの投手が抱える"抑えたい欲"が、時として思わぬ失点を生むことがあります。しかし、こうした反省を生かして次に繋げる姿勢こそが、本当のプロフェッショナルなのかもしれません。
キーワード解説

  • 満塁本塁打とは?:満塁本塁打は、ベースに走者が3人いる状態で打たれた本塁打のことを指します。この場合、打者は自らの得点に加え3人の走者が得点するため、チームは一度に4点を獲得することができます。
  • 自責点とは?:自責点は投手が許した得点のうち、投手自身の失策や不運によるものではないものです。即ち、自責点が多いほど投手は自身の働きが悪かったとされ、その成績や評価に響く事が多いです。

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