現役引退後、兵庫・西宮で整骨院を営む傍ら静岡・藤枝明誠高のコーチに就任し、着実に成果を上げている
田村さんは故郷の静岡に戻り、現在はJA大井川に勤務しながら指導を続けている
指導者としての実績と展望
今夏の静岡県大会で、藤枝明誠はベスト4に進出した田村さんは「相手ピッチャーが優れていたが、選手たちは自信を持って戦った」と、選手たちをねぎらった
高校球児への指導は兵庫・西宮で整骨院を営んでいたときから始まり、毎週末には野球の指導に赴いていたという
田村さんにとって、野球に関わることは「気分転換」と感じる貴重な時間だ
甲子園の舞台に立つ喜び
藤枝明誠のコーチとして3年目の2017年に初の甲子園出場が実現観客席から見る甲子園のマウンドは、新鮮な体験であったという
「あの場所で試合を見ることはなかった」と、昔の思い出を振り返る
選手たちには「投げやすいマウンド」とアドバイスを送り、実際に彼らが好投する姿を見て安心感を抱いた
苦しい試合から学ぶこと
藤枝明誠は甲子園1回戦で津田学園と対戦延長戦の末、惜しくも敗れたが、「高校生の勢いがすごい」と田村さんはその姿に感動した
指導者として選手の成長を目の当たりにすることは喜びとなっている
新しい指導方法への挑戦
年齢差もある中で、指導方法は以前とは大きく変化していると田村さんは語る「暴力が悪いことは理解できるが、厳しさをどう伝えるかが難しい」と、自身の経験と現代の選手たちとのギャップに試行錯誤している
最近の選手たちは田村さんの職業的な背景をほとんど知らないため、彼の昔の映像を見て少しでも理解してほしいと願っている
高校野球の魅力について、田村さんは「プロ野球とは異なり、選手たちはチーム全体を考えて行動している」と強調し、今後も指導を続けていく決意を示している
田村勤さんが高校野球の指導に取り組む姿勢は、多くの選手に影響を与えています。彼の経験と情熱が、若い選手たちにとって大きな支えとなっていることは間違いありません。また、高校野球の運営や指導方法が変化する中で、どう向き合っていくかが今後の鍵となるでしょう。
キーワード解説
- 守護神とは?
- 守護神とは、主に野球において試合の終盤に登板し、勝利を確実にするために出てくる投手のことを指します。特にセーブ機会での登板が多い投手がこの役割を担います。
- 甲子園とは?
- 甲子園とは、日本の高校野球の全国大会が行われる場所であり、選手にとって夢の舞台です。毎年多くの高校がこの大会を目指して競い合います。
- 指導とは?
- 指導とは、特定のスキルや知識を持った人が、他の人にそれを教えることを意味します。田村さんのように現役時代の経験を基に指導することは特に重要です。

