初めての”レオ対決”では西武の強力打線に先制点を許したが、味方の援護もあって敗戦投手にはならなかった
柴田投手は最速152キロの直球を制球良く投げ込み、初回から終始安定したピッチングを見せた
特に直球は、打者を圧倒するスピードで、多くの空振りを奪った
しかし、3回の途中から流れが変わった
1死から源田選手に外角の直球を捉えられ、左翼へ大きな当たりを放たれ、左翼手の野村選手がジャンピングキャッチを試みたがわずかに届かず、三塁打となった
次の打者西川選手に対し、柴田は死球を与え、続けて二盗を決められ、1死二、三塁のピンチを迎える
ここで、滝沢選手にスクイズを仕掛けられ、柴田が一塁方向へ転がった打球を捕ったが、三走の源田が優れたスピードを見せつけてセーフとなる
さらに、外崎選手には中犠飛を打たれ、追加点を献上することになった
柴田の投球が3回の半ばで終わり、チームが同点に追い付いた段階で、新庄監督は経験豊富な宮西尚生投手にスイッチ
マウンドを降りる際、柴田には本拠地のファンから温かい拍手が送られ、新庄監督も大いに賛辞を送った
しかし、宮西は初球の打者セデーニョに、バックスクリーンへ飛び込む5号ソロを許し、西武に再び勝ち越された
柴田投手の力投は、高い期待が寄せられている若手選手の成長を感じさせるものだった。彼の直球は安定感があり、今後の成長に期待が持てる。しかし、経験不足やミスが点につながったことが悔やまれる。今後は、メンタル面でも成長し、チームの勝利に貢献していけることを望む。
キーワード解説
- 柴田獅子とは?プロ野球チーム・北海道日本ハムファイターズに所属するピッチャーで、ドラフト1位で指名された一人。
- 制球とは?投手が投球する際に、どれだけ正確に狙った場所にボールを投げることができるかを指します。
- 直球とは?投手が最も基本的に投げる球種で、真っ直ぐ飛ぶボールのことです。
- スクイズとは?バッターがボールを地面の近くで軽くバントし、ランナーがホームに走るための戦術の一つ。

