この試合では今季最長の６回を投げ、９０球を投じて５安打２失点の好投を示したが、残念ながらチームは敗北を喫し、田中は今季３敗目を記録した
田中は、試合の初めに３回を３者凡退に抑える好スタートを切り、その後は５回まで走者を出しつつも粘り強い投球で無失点を維持した
しかし、両チーム無得点のまま迎えた６回、田中はDeNAの４番・オースティン選手に中前安打を許し、続く５番・佐野選手には四球を与えて２死一、二塁というピンチを招いた
さらに、７番・石上選手には初球のスプリットを捉えられ、打球は右翼手・中山のグラブをかすめる形で右越えの２点適時二塁打となり、逆転を許してしまった
その後、田中は７回の攻撃で代打を送られ、降板
打線もDeNAの先発・ケイ投手に抑え込まれ、最終的に得点を奪えずに試合に終止符が打たれた
チーフコーチの杉内俊哉投手は田中の投球について「もう十分ですね
ナイスピッチングでした
インコースもついて、フォークボールも振らせる作業をしっかりやっていた」と高評価を与えた
田中が仲間を鼓舞しながら見せた好投はチームの士気を高めるものであったと語り、今後に期待の声を寄せた
阿部監督は、次回の先発を中５日で来る２１日の中日戦（バンテリンドーム）に設定し、杉内コーチも「本人にも伝えてありますので、しっかり調整してくれると思います
今日のピッチングを見ると、もう託すしかないですね」と田中に対する信頼感を示した
また「チームが勝つためにね
それでマー君に２００勝がつけばいいなと思います」と優れたパフォーマンスとチームの勝利を願った
今回の試合では田中将大選手が素晴らしいピッチングを見せたものの、結果としては敗戦となりました。しかし彼の投球によってチーム内の士気が上がったことは間違いありません。次回の先発での活躍に期待が寄せられています。
キーワード解説
- 日米通算200勝とは？日米通算200勝とは、選手が日本プロ野球リーグとメジャーリーグベースボールの両方での勝利数を合算して200勝以上に達することを指します。
- 先発投手とは？先発投手とは、試合の最初から投球を行うピッチャーのことで、チームの勝利において非常に重要な役割を果たします。
- フォークボールとは？フォークボールとは、投球時に指先でボールを支えることによって急激に落ちる変化球で、打者を打ち取るために良く使われます。
