この試合では、首位の京産大が大経大に12対8で敗れ、勝ち点を落としました
プロ注目の右腕、田村剛平選手(4年)は、試合中に再三のピンチを迎え、3回で被安打6、失点6を記録し、本来のパフォーマンスを発揮できませんでした
田村選手は、これまでの登板で124球完封勝利を収めたものの、今回の試合では「僕のせいで負けてしまった
前回登板と違いがあったわけではなかったけど、流れを止めることができなかったです」と反省の言葉を口にしました
前回の完封勝利から中4日での先発登板とあって、疲労も影響したのかもしれません
6試合の連続完投という偉業が途切れ、2018年秋以来のリーグ優勝を目指す京産大にとって、今回の敗北は痛手と言えるでしょう
田村選手は「もう負けられない
次は勝てるように、しっかりと頑張っていきたいです」と前を向いています
試合を観戦した球場には、阪神タイガースの畑山俊二統括スカウトをはじめとする多くのプロ球団のスカウト陣が訪れ、田村選手に注目していたものの、彼にとってはパフォーマンスをアピールするチャンスとはなりませんでした
- 田村 剛平(たむら・ごうへい)
- 2003年(平15)8月30日生まれ、兵庫県宝塚市出身の22歳
小学校2年から野球を始め、報徳学園では2年秋から背番号11でベンチ入り
京産大では1年秋にリーグ戦初登板を果たす
身長1メートル81、体重84キロの右投げ右打ち
キーワード解説
- プロ注目とは?プロ野球選手になれる可能性が高い選手や、スカウトの評価を受けている選手のことを指します。
- 完封勝利とは?投手が相手チームに一度も得点を許さずに試合を終えることを言います。
- 関西六大学野球とは?関西地区の六つの大学(京産大、大経大、他)が競う大学野球大会のことです。

