試合はDeNAに1対4で敗北しましたが、高橋自身のパフォーマンスには多くの収穫があったと言えるでしょう
高橋は4回2/3を投げて5安打2失点という成績を記録しました
試合後のインタビューでは、「自分自身も窮屈だったので、試合をつくれなくて悔しいです」と反省の言葉を語りましたが、最速151キロを計測するなど、球威には十分なものがありました
試合の序盤では、立ち上がりに3者凡退を取るなど安定した投球を披露し、3回までは無失点で抑えました
しかし、4回には2死二塁のピンチを招き、山本選手に低めの変化球を左前に運ばれ先制点を許しました
さらに、5回には蝦名選手に中前適時打を浴びて、1点を失ったところで降板となりました
高橋は「ストレートの感触も良かっただけに試合をつくることができず、自分の力不足を感じました」と唇をかみしめるように語り、悔しさを隠しませんでした
彼は昨年11月に行った「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」を経て、7月15日の中日戦から先発ローテーションに復帰しています
この試合は、悔しさと共に成長を感じられるマウンドとなり、クライマックスシリーズ（CS）と来季に向けての重要なステップとなりました
阪神・高橋選手の登板は、彼が怪我から復帰した後の成長を示すものです。次回に向けての貴重な経験となった一方で、課題が残る投球の内容は彼にとって今後更なるレベルアップのチャンスでもあります。特に、先制点を許した場面は今後の練習でどのように改善するのかが注目されます。
キーワード解説
- 先発投手とは？：試合の最初からマウンドに立ってチームを引っ張る役割を持つピッチャー。
- 安打とは？：投手が投げたボールを打者がヒットにした結果のこと。
- 変化球とは？：ボールの回転を変え、直線的ではない軌道で進む投球方法のこと。
- 無失点とは？：相手チームに得点を許さなかったことを指す言葉。
