中日ドラゴンズの川上憲伸氏が語る1999年のセ・リーグ優勝の舞台裏

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CBCラジオ『ドラ魂キング』に出演する野球解説者の川上憲伸氏が、自身のプロ野球人生を「挑戦」という視点から振り返るコーナーで、1999年に中日ドラゴンズがセ・リーグ優勝を果たした際の出来事を語りました

この年の優勝祝賀イベント、ビールかけやその後の日本シリーズでの活躍について、聞き手の宮部和裕アナウンサーとの対談形式で伝えました

プールに飛び込んだ星野監督

1999年、プロ2年目の川上氏はチームメイトと共に優勝の喜びを分かち合いました

特に印象的な出来事は、東京の赤坂プリンスホテルで行われたビールかけです

そこで、当時の監督である星野仙一氏が特設会場のプールに自ら飛び込むという大胆な行動を見せました

川上氏は「ビールをかけてこい」と促され、2本のビールを持って監督の元へ向かったものの、ビールをかける瞬間に星野監督と目が合ってしまい、「お前、誰にかけとるかわかっとるんか」と驚きの一言を受け取ることに

そのため、自らにビールをかける形になったというエピソードが共有されました

優勝直後の試練、14失点の洗礼

川上氏はまた、優勝後の厳しい試練についても語りました

神宮球場で優勝が決まった直後、主に先発する投手として横浜スタジアムでの試合を一手に任され、結果は初回からの5失点、最終的に7イニングでの14失点という厳しい内容となりました

この当時、日本シリーズで戦う相手は福岡ダイエーホークスに決まっており、監督の王貞治氏がスタンドから川上氏の投球を見守る中での大量失点となったことから、偵察に来ていたホークスの選手たちも早々に観戦を辞めるという状況でした

しかし川上氏は、次の日本シリーズ第2戦で唯一の白星を手にすることができました

川上憲伸氏が1999年のセ・リーグ優勝時の出来事を振り返る中でのエピソードは、当時のチームの様子を感じさせるものでした。特に星野監督の行動や、優勝直後の厳しい試合での失点は、選手たちの苦悩と成長を示す重要なポイントでした。
キーワード解説

  • ビールかけとは?スポーツの祝勝会で行われる、チームメイト同士がビールをかけ合って喜びを分かち合う風習のことです。
  • リリーフ陣とは?野球において先発投手の後に出てくる救援投手のことを指し、試合終盤での重要な投球を任される役割を持つ選手たちです。
  • 14失点とは?野球の試合結果において、投手が10イニングにつき14点を相手に与えたことを示す数字で、この時の試合は投手にとって非常に厳しい結果を意味します。

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