初回に2点を先制した巨人だったが、田中は試合の流れを変えることができず、6回途中で5失点し降板
日米通算200勝に王手をかけるも、再びその壁に阻まれた
田中は初回に簡単に2死を奪いながらも、続く3番・上林に16号ソロを浴び、1点差に詰め寄られる
2回には先頭の福永に四球を与え、その後8番・石伊に左翼席に3号2ランを放たれてしまい、逆転を許すこととなった
その後の3回以降は中日打線を3イニング連続で3者凡退に抑えた田中だったが、6回1死から上林に安打を許し、続けて4番・細川に適時三塁打を浴びたところで降板することに
試合を通じて打線も初回の2点以降は、中日先発の大野の前に得点を奪えなかった
田中は5回1/3を投げて5安打、4奪三振、5失点、防御率は5.31に留まった
今季から巨人に加入した田中は、8月21日のヤクルト戦で5回1失点で2勝目をあげながらも、その後は苦戦が続く
28日の広島戦では2回に6安打5失点で敗戦投手になり、9月15日のDeNA戦では今季最長の6回を投げて2失点も、援護がなく3敗目を喫していた
なお、日米通算200勝を達成したのは、これまでダルビッシュ有、黒田博樹、野茂英雄の3人であり、田中はメジャーリーグで78勝、NPB(日本プロ野球)で121勝をマークしている
今回は白星を手繰り寄せることができなかったが、次回こそ200勝の快挙を達成できるのか注目が集まる
田中将大選手の連続した挑戦失敗は、彼の名声と期待が高いがゆえに、より注目を集めやすい。試合の結果は厳しいものでしたが、次回の登板で彼が期待通りの結果を残せるかどうか、ファンの応援が重要になるでしょう。
キーワード解説
- 日米通算200勝とは?日本とアメリカのプロ野球でそれぞれ積み重ねた勝利の合計を指します。特にメジャーリーグとNPBの両方で成功を収める選手に与えられる重要な評価です。
- 防御率とは?投手が投げたイニング数に応じて失点の数を計算し、一定の基準でパーセンテージとして表す指標で、高ければ高いほど成績が良くないことを示します。
- 三塁打とは?ボールを打った選手が一気に三塁まで進むヒットの一種で、通常は強打や内野の守備ミスなどによって生まれます。

