この試合は阪神がヤクルトに1対8で敗れたものの、茨木にとっては記念すべきデビュー戦となった
茨木は、0対8の6回に登板し、2イニングを無安打無失点で抑えた
期待の新人、茨木の初登板
茨木投手は、試合開始前から「東京に来てやってやろうという気持ちを持っていた」と語っており、初めてのマウンドに上がっても強気な姿勢を崩さなかった
初回は少し緊張していた様子で、先頭打者を三塁の失策で出塁させた後、次打者には四球を与えるというピンチを背負う
しかし、その後は冷静にバッターを打ち取り、無失点に仕留めた
その後、7回の登板前には雨が降り出し、一時中断となったものの、「うまく中断があって修正できた」と、逆境を上手くプラスに変えることができた
ストレート主体の攻め
この日の茨木は、144キロの直球を武器に、フライアウトに誘導するなど、球速以上の威力を見せつけた特に、直球主体の攻めが功を奏し、この試合で奪った6個のアウトのうち4つがフライアウトであった
注目のドラフト世代
22年のドラフトで阪神に入団した選手の中で、茨木は5人目の1軍デビューを果たしており、同じルーキー仲間の門別投手とも親しいことが知られている彼は、「やっとスタートラインに立てたので、これからが本番だと思います」と今後の展望を語った
茨木の成績と背景
茨木秀俊投手は、北海道札幌市出身で、帝京長岡高校を経て、22年のドラフトで阪神から4位指名を受けた今季は2軍での登板も経験し、成績は1勝3敗、防御率4.62と、厳しいシーズンを乗り越えてのプロ入りであった
茨木選手のデビュー戦は、厳しい試合展開の中でも彼の実力を証明する素晴らしい機会となりました。特に初登板で無安打無失点という成績は、今後への期待を一層高めるもので、プロの世界で生き残るための第一歩となるでしょう。
キーワード解説
- 禁断の中断:試合中の雨の影響をいかに生かせるかは選手の精神力とも言える。
- 直球:投手が投げる球の中でも最も基本的かつ重要な種類で、速さや角度によって打者に与える印象が大きく変わる。
- フライアウト:打者が打った球が空中に上がり、野手に捕らえられることでアウトが取られること。
- ドラフト:プロ野球チームが選手を指名する制度で、選手たちの将来を大きく左右する重要なイベントである。

