日本球界復帰後の2試合目での初勝利は叶わなかったが、チームの勝利には寄与した
青柳の投球内容に見る成長
青柳投手は試合後、「最高の結果ではないが、最低限のピッチングはできたと思う結果的にチームが勝てたのが一番」と語り、試合の重要性を強調した
スタメン発表で名前がコールされた際には、ヤクルトファンだけでなく阪神ファンからも拍手が送られ、青柳選手は感謝の意を表明した
試合は青柳の初回から始まり、1死一塁の場面で森下を外角低めのツーシームで併殺に仕留め、いきなり存在感を示した
相手打線に対しては、強いチームや良い打者が多いと感じながらも、ピッチングを楽しんだという
厳しい流れの中でも耐える
4回には、小幡に死球を与えてしまう場面があり、その結果、ブーイングを浴びることとなったしかし、青柳はその後も気持ちを切り替え、2回と4回にそれぞれ1失点ずつを許しながらも、最少失点で抑えた
5回には代打を送られ交代したが、今回の試合で得た良い感触を次回に繋げていくことが期待される
神宮球場の利点を再認識
青柳は神宮球場での投球において、7勝4敗、防御率2.66という成績を以前から残しており、このマウンドに対する良い印象を持っているまた、今試合では制球力の改善の兆しが見え、復帰後初登板の広島戦で8四死球を与えたことと比較しても、3四死球と大幅に改善された
次回の登板に期待
青柳投手は次回、10月2日の阪神戦(甲子園)での登板を予定している米フィリーズの傘下2Aから自由契約後、7月末にヤクルトに加入した青柳にとって、三度目の正直で初勝利を目指すこととなる
高津監督も青柳の投球について、「前回よりはボールをコントロールできていた」と評価し、次回は甲子園での投球が楽しみであると語った
青柳投手の投球が、復帰後に見せた成長を示していることが印象的でした。昔のチームメイトを相手にしつつも、しっかりとしたピッチングを見せ、次回の甲子園での試合に期待が高まります。
キーワード解説
- ツーシームとは?:初速が早く、バッターが打ちづらい変化球で、ピッチャーが打者を打ち取るために多用する。
- 四死球とは?:四球と死球のことで、四死球が多いとピッチャーの制球力に問題があるとされる。
- 防御率とは?:投手が投げたイニング数に対する失点の割合で、低いほど良い投手とされる指標。

