ロッテの河村投手、自己最長の7回を投げ日本ハムに勝利

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 ◇パ・リーグ ロッテ2―0日本ハム(2025年9月22日 エスコンF) ロッテの河村説人投手(28)が、22日に行われた日本ハム戦に先発し、自己最長の7回を投げて2安打無失点の快投を見せた

これにより今シーズン2勝目を挙げ、逆転優勝を狙う新庄ハムの連勝を2でストップさせた

この試合は、北海道出身の河村が故郷でのプロ初勝利を飾る重要な一戦であった

 試合が行われたエスコンフィールドは、河村の母校である星槎道都大学から約2.5キロの距離にあるため、地元ファンの期待が高かった

河村は中4日で臨んだこの試合で、同じ北海道出身の伊藤大海投手(28)と5年ぶりの投げ合いを実現させた

河村はこの試合で108球を投じ、長身から放たれる角度のある直球を武器に、スライダーやカーブ、フォークを駆使して投球した

 試合を通じて、河村は冷静に自己の投球に集中した

彼は「日本を代表する投手(の伊藤)が中4日で来たので、胸を借りるつもりで精いっぱい投げた」と謙遜しつつ、内心の闘志を感じさせた

両者は同じ年に生まれ、大学時代も切磋琢磨した仲であり、伊藤の活躍を支えにしてきた河村の成長ぶりが光った

 試合の中盤、河村は失点の危機を乗り越え、7回には後続を三者三振で仕留め、右拳を握りしめ喜びを表した

「ランナーを出して“やばい”と思ったけど、自分の実力以上の球が行った」と語る河村は、無失点で試合を貫いた

過去に度重なる苦難を乗り越えてきた彼にとって、この勝利は特別な意味を持っていた

 河村は、大学では苦労した時期もあったが、プロ入り以来の成績を見せ始めている

昨シーズンは右肘手術からの復帰という厳しい道のりを経て、今回の試合で再度その実力を証明した

特に伊藤との対戦は、大学時代の対戦を思い出させる感慨深い瞬間であり、河村の努力の成果とも言える

河村 略歴

生年月日
1997年6月18日
出身地
北海道
学歴
白樺学園から亜大に進学後、星槎道都大へ再入学
ドラフト
2020年ドラフト4位でロッテ入団
身長体重
1メートル92、87キロ

右投げ右打ち

今回の勝利は河村選手にとって、厳しい道のりを経て手にした大切な成果です。また、新たな自信を得たことで、今後の活躍にも期待が持てます。特に同じ道産子の伊藤選手との投げ合いが成功したことで、彼にとっての励みになるでしょう。
キーワード解説

  • 快投とは?運の要素を排除した明確な技術や集中力に基づく優れたピッチングを指し、特に無失点で抑えることが重要です。
  • 三振とは?バッターがボールを打たず、投手の投げた球がストライクゾーンを通過して三つのストライクが記録された結果です。
  • 無失点とは?試合の中で一度も相手に得点を与えなかった状態で、特に投手の評価において重要な指標です。
  • エースとは?チームで最も優れた投手のことで、試合の重要な場面を任されることが多く、チームの勝利に直結する役割を担っています。

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