阪神・近本光司が通算200盗塁を達成、さらなる挑戦へ意欲

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(セ・リーグ、ヤクルト3-2阪神、24回戦、阪神14勝9敗1分、22日、神宮)勝利には結びつかなかったが、阪神・近本光司外野手(30)が神宮球場での試合中に通算200盗塁を達成した

この偉業は、近本選手がリードオフマンとしてチームの好機を作り続けてきた結果だ

彼の速さと技術を持ってこその成果であり、特にこの場面での盗塁は彼のキャリアの重要な節目となった

試合の七回、同点で2死一塁という場面で、近本選手は右前打を放ち、一塁から二塁へと急ぎ、心地よい砂ぼこりを上げながらスライディングで到達

捕手・中村悠の送球がやや逸れたことも幸いし、余裕を持って二塁ベースを踏んだ

近本選手はNPB(日本プロ野球)で通算200盗塁を達成した81人目の選手であり、阪神球団では吉田義男や赤星憲広に続く3人目となる

記念として掲げたボードには、周囲の野球ファンからの「近本コール」が巻き起こり、彼の努力が称えられた

近本選手は一塁ベースコーチの筒井コーチと密にコミュニケーションをとりながら、この成果を手に入れたと語る

筒井コーチは、「盗塁は3S(スピード、スタート、スライディング)が重要」とし、その上で近本選手はその全てをバランスよく兼ね備えているとも語った

さらに、近本選手は盗塁の際に必要な判断力を持ち合わせており、送球を避けながらベースに到達する技術は特筆に値する

筒井コーチは、「彼の才能が盗塁を通じてさらに開花していった」と言い、その成長を祝った

近本選手自身も今後の活躍に意欲を示し、「300個、400個と盗塁を続けていきたい」と語る

年齢には抗わなければならないが、脚力を維持しながら挑戦を続ける決意を示した

なお、今季近本選手はリーグトップの32盗塁を記録しており、2位の上林選手(中日)に対して5個の差をつけている

彼の成績は4年連続6度目の盗塁王に向けた道筋を示すものとなり、多くのファンの期待を背負っている

阪神の近本光司選手が通算200盗塁を達成したことは、彼の努力と技術の賜物であり、今後の成長への期待も膨らむ。筒井コーチとの関係も強固で、彼の指導を受けながら盗塁技術を磨いてきた様子が伺える。これからも若手選手の手本としてさらなる活躍を期待したい。
キーワード解説

  • 盗塁とは?:盗塁は、ランナーが打者の打席中に次の塁へ盗む行為で、相手チームの守備が成功する前に自ら進塁することを指す。
  • リードオフマンとは?:リードオフマンは、攻撃の先頭に立つ打者のことで、出塁を重視し、次の打者を援護する役割を担っている。
  • スピード、スタート、スライディングとは?:盗塁に必要な要素であり、スピードは走る速さ、スタートはベースからの出発の速さ、スライディングは塁に到達する際の滑り込む技術を指す。

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