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日本ハム・伊藤大海投手、新球「キックチェンジ」を試投し開幕戦へ意気込み

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日本ハムの伊藤大海投手(27)は、11日に新球「キックチェンジ」の習得に取り組んでいることを明かした

エスコンフィールド北海道で行われた自主トレでは、繰り返し握りを確認しながらキャッチボールを行い、新球の変化を確認した

昨年のクライマックスシリーズ(CS)最終ステージでソフトバンク打線に苦しんだ経験を生かし、今季の準備を進めている

新球「キックチェンジ」とは

「キックチェンジ」は、握りはサークルチェンジに近いが、中指をボールに立てることで、新しい変化球が生まれる

伊藤投手は、この球を「スプリットよりも遅くて落ちるイメージ

チェンジアップよりフォークに近い」と説明している

これは、打者にとっての球速のバリエーションを増やし、守りを固めるための重要な要素となる

昨季の反省と新たな挑戦

伊藤投手は、昨年のCS最終ステージで直球とスプリットの球速差がなく、打者に直球を打たれてしまったことを反省材料とした

「引き出しを増やす意味でも、緩急の部分はキーになる」とその意図を語っている

また、彼は米大リーグ・ジャイアンツの若手投手バードソングの映像を参考にし、試投を行うことで好感触を得ている

開幕戦に向けた意気込み

伊藤投手は、内定しているソフトバンクとの本拠地開幕戦(4月1日)に向け準備を進めている

対戦を熱望する同じチームの上沢投手に向け、「早くけがを治してもらって、100%で来てください」と語り、互いの活躍を期待している

目指すは沢村賞
昨季は14勝を挙げて最多勝を獲得した伊藤投手だが、「去年表彰がなかったタイトルが欲しい」と語り、沢村賞を狙う姿勢を見せている

新球「キックチェンジ」の習得を通じて、さらに進化した日本を代表するエースとしての道を歩む覚悟を語った

伊藤大海投手の取り組みは昨年の反省に基づいていることが伺える。新しい球種「キックチェンジ」を習得することで、より一層多様な投球が可能になり、打者にとって脅威となることが期待される。さらに、彼の目指す沢村賞への挑戦は、個人の成長だけでなく日本ハム全体の競争力向上にも寄与する。オフシーズンの努力がどのように実を結ぶのか、ファンはその成長を楽しみにしている。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは?:プロ野球におけるリーグ優勝争いの後に行われるプレイオフのことを指します。多くの球队が参加し、最終的な日本一を決定するための大切なステージです。
  • 沢村賞とは?:日本プロ野球の優れた投手に贈られる賞で、最も成績が優れた投手に与えられます。特にその年の投手陣の中で、際立った活躍をした選手が選ばれます。

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