これにより、今季の奪三振数は１３８に達し、阪神の村上選手を抜いてリーグトップに立った
試合の中で高橋は、毎回走者を背負う厳しい局面がありながらも、要所でしっかりと抑え込んだ
特に、早い段階で得点を許さずに6回まで抑え、出色の出来を示した
7回には2死二塁から佐藤輝選手を選び、降板
その後、継投した藤嶋投手が、大山選手に３ラン本塁打を浴びる形で得点が入ったが、今季最多の１３４球を投げて試合を作り上げた
特に3番の森下選手に対しては、3度も得点圏で三振を奪うなど、合計7奪三振を記録し、見事な投球を披露した
高橋はインタビューの中で、「僕がどうこうできる問題ではない
今シーズンに関しては、三振が取れている印象もないので、あまり意識せずにいたい」と心境を語った
井上監督は「俺の中ではもう（次回登板は）ない」とし、高橋の今季最終登板であることを示唆した
阪神の村上選手は、10月2日のヤクルト戦（甲子園）での登板が見込まれており、タイトル争いはその日の結果に委ねられることになる
中日はこの試合で連敗を阻止し、これでチームの順位は5位以上が確定した
昨年までの3年連続最下位からの脱出を果たしたものの、井上監督は「脱出してOKではない
我々が『クライマックスシリーズまでやりたかった』という気持ちを反省材料として、来季以降に活かしていきたい」と次のシーズンに向けての課題を示した
中日高橋投手の活躍は非常に注目です。苦しい投球の中でもしっかりと抑え込める力はプロの投手として非常に大事です。次のシーズンも期待が高まりますが、チームとしてはさらなる成長を求める姿勢が重要です。
キーワード解説
- 奪三振とは？ 打者が投手に対して全くバットを振らずにアウトになることを指し、投手の実力を示す重要な指標の一つです。
- クライマックスシリーズとは？ プロ野球におけるプレーオフのことで、リーグの優勝チームとセカンドプレーオフを経て、日本シリーズ出場権を争います。
- 投球数の多い試合とは？ 特に投手が多くの球を投げる試合を指し、選手の体力やスタミナ、交代策が重要になることがあります。
