ヤクルト・高津臣吾監督が今季限りで退任決定、3年連続V逸の影響

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東京ヤクルトスワローズは、28日付で高津臣吾監督(56)が今季限りで退任することを発表した

監督就任6年目の今季は、単年契約での挑戦となっていたが、3年連続でリーグ優勝を逃し、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全に消滅したことが背景にある

高津監督は、就任前は日米通算313セーブを記録した名投手であり、米大リーグ、韓国、台湾でのプレー経験を持つ

2014年にヤクルトの1軍投手コーチとして復帰し、15年にはリーグ優勝に貢献

さらに、17年からは2軍監督を経て、20年からは1軍監督に就任し、22年にはリーグ連覇を達成し、21年には日本一へと導いた

しかし、今年(2023年)は開幕前に主力選手の山田選手、村上選手、塩見選手が故障により離脱

この影響はチーム全体に広がり、主力の相次ぐ故障が厳しい戦況を招いた

シーズン終了時点で54勝77敗6分けのリーグ最下位となり、チーム防御率は3.57とリーグワーストの成績となっている

こうした成績もあり、28日の本拠地・神宮球場での最終戦(対巨人)を迎える際、高津監督の退任が発表された

ヤクルトが高津臣吾監督の退任を発表した背景には、チームの成績不振と主力選手の故障離脱が影響している。特に、リーグ最下位に陥り、投手陣の課題解決ができなかったことが大きな要因だ。監督たちが奮闘した過去3年間の成功を考えると、今回の決断はチーム再建に向けた大きな一歩と言えるだろう。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズ(CS)とは?プロ野球のポストシーズンにおいて、各リーグの上位チームが戦うトーナメント形式のシリーズ。
  • 防御率とは?投手が与えた自責点を元に算出される指標で、投手の成績を測る上で重要な数値。
  • 主力選手とは?チームにおいて重要な役割を果たす選手を指し、主に成績やプレーの影響力が大きい選手を指す。

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