ソフトバンクがパ・リーグ連覇を達成、捕手陣の奮闘が光る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2025年9月30日、福岡ソフトバンクホークスがパシフィック・リーグ(以下、パ・リーグ)での連覇を果たしました

今シーズンは投手陣を中心にした守りの強さが際立ち、リーグトップの防御率2.40を記録しました

特に、捕手陣の活躍がその勝利を支えています

昨オフ、長年チームの正捕手として活躍してきた甲斐がフリーエージェントで読売ジャイアンツに移籍したことは、球団にとって一つの大きな痛手となりました

球団幹部は「ダメージがないと言ったらうそになる」と語るなど、戦力ダウンを懸念していましたが、その一方で、既存の選手たちにとってはチャンスが広がることとなりました

春季キャンプでは、捕手陣内での激しい競争が繰り広げられ、首脳陣は開幕前に正捕手を定めず、3人の捕手を先発投手との相性を考慮して起用しました

その中で頭角を現したのが、28歳の海野でした

今季海野は、主にモイネロ、有原、上沢とバッテリーを組み、自己最多の103試合に出場

彼のテーマである「何があっても、どっしりと構える」という姿勢は、年上の投手陣からの信頼を得る要因となりました

試合を重ねるうちに、海野は盗塁阻止の成功率を高め、救援陣のフォークボールを後ろに逸らす場面も減少しました

「多く試合に出させてもらい、ある程度の余裕も出てきた」と語る彼の成長が、チームの戦力向上に寄与したことは間違いありません

また、昨季は出場機会が限られたベテランの嶺井は、13勝を挙げた左腕の大関をリードし、若手の谷川原や渡辺選手も、若い投手陣を相手に経験を積んでいます

高谷バッテリーコーチは「捕手は横一線でスタートし、全員が頑張った結果が出た」と述べ、捕手陣の奮闘が連覇に不可欠であったことを強調しました

ソフトバンクのパ・リーグ連覇は、捕手陣の努力と投手陣の強さが見事に噛み合った結果と言えます。選手たちが競争を通じて成長する姿勢が、チーム全体のレベルを引き上げたことを示しています。これからのさらなる活躍に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • パ・リーグとは?:日本のプロ野球リーグの一つで、全国の12球団が所属し、各チームが本拠地で試合を行う。
  • 防御率とは?:投手の成績を表す指標で、1試合当たりの失点を基に計算され、値が低いほど投手の成績が良いとされる。
  • フリーエージェントとは?:選手が特定の球団に縛られず、希望する球団と契約できる制度のこと。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。