公式戦最終戦では、出場69試合目にして待望の今季初ホームランを放ち、今後の活躍に期待が高まっています
監督の藤川氏は「CS(クライマックスシリーズ)は別の戦い」と強調しており、前川選手はその言葉を肝に銘じ、肉体と打撃の改造に取り組んできました
今季の前川選手は苦しいシーズンを過ごしました
開幕時には左翼のスタメンに名を連ねていましたが、5月、7月、8月の3度にわたって登録抹消されるなど、出場機会が減少していました
それでも彼は諦めず、下半身の強化に加え、上半身を太くするための肉体改造を行い、昨年から体重を6キロ増やす成果を上げています
打撃面でも、タイミングの修正を行い、9月以降の出場6試合で打率.350という好成績を記録
このように数字も伴う成果を見せています
2日のヤクルト戦では、3回に青柳選手から141キロの直球を右中間スタンドに運ぶなど、調子が上向いていることを実感
自身の打撃を分析し、「きれいにバットが抜けた」と自信を覗かせました
全体練習では特守を敢行し、左中間への背走やクッション処理、フェンス際ジャンプといった守備技術を見せつけ、首脳陣に存在感をアピールしました
「CSに出られる打撃と守備を見せるだけ
いい1週間にしたい」と語る前川選手
ライバルたちに力の差をしっかりと示し、南国・宮崎の地から短期決戦のキーマンに名乗りを上げることができるのか、期待が高まります
阪神の前川選手の挑戦は、努力と忍耐の象徴であります。彼の肉体改造や打撃の改善は、プロ野球選手としての厳しい道のりを感じさせます。CSに向けた準備に取り組む姿勢は、他の選手たちにも良い刺激となるでしょう。
キーワード解説
- CSとは?クライマックスシリーズの略で、プロ野球のプレーオフを指します。
- 打撃とは?野球において、ボールをバットで打つ行為のことです。
- 肉体改造とは?身体能力を向上させるために筋トレやダイエットを行うことを指します。
- 打率とは?選手が打ったヒットの数を、打席数で割った数値で、打撃の成績を表します。
- 特守とは?特別守備練習のことを指し、守備力を鍛えるための練習です。

