広島の田中広輔選手が現役最後の試合でファンに別れを告げる

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 ◇セ・リーグ 広島―ヤクルト(2025年10月4日 マツダ) 広島東洋カープの田中広輔内野手(36)が、10月4日に行われた今季最終戦でヤクルトと対戦し、「1番・遊撃」として先発出場を果たした

この試合は田中にとって現役最後の舞台となり、4打席で無安打という結果に終わったものの、安定した守備でファンを魅了し、試合後にはスタンドに手を振って惜別のあいさつを行った

 田中は初回から攻撃に参加するも、二ゴロ、一ゴロ、空振り三振、再び二ゴロと続き、最後まで快音を残すことは叶わなかった

しかし、彼の遊撃守備は安定しており、多くのファンの心をつかむプレーが見られた

その後9回、1死の場面で交代し、ファンに感謝の意を示しながらグラウンドを後にした

 この日の試合では、田中と菊池涼介(2番)のコンビが注目された

彼らは2021年4月6日のヤクルト戦以来、4年ぶりに「タナキク」として復活し、ファンの間で懐かしさを呼んだ

特に「タナキクマル」として知られる打順は、2016年から2018年にかけてのリーグ3連覇を支えた重要な要素であった

 広島は10月1日、田中を含む8選手に対して来季の契約を結ばない旨を通告した

田中は現役続行を希望し、退団を申し入れたため、今季の広島でのプレーはこの日が最後となった

選手略歴
田中広輔(たなか・こうすけ)は1989年7月3日生まれの神奈川県出身

東海大相模高校、東海大学を経て2013年にドラフト3位で広島に入団

その後、リーグ3連覇に貢献し、数々の個人タイトルも獲得した

2017年にはWBC日本代表としても活躍した

田中選手の現役最後の試合は多くのファンにとっても感慨深いものでした。安定した守備を見せる一方で、打撃では無安打に終わり残念でしたが、多くの思い出を作った選手として評価されるべきです。彼のこれからの活躍にも期待が寄せられます。
キーワード解説

  • 遊撃手とは?:野球におけるポジションの一つで、内野の中央に位置し、主に守備や打撃を行う選手が担当します。
  • タナキクとは?:広島カープの田中選手と菊池選手のコンビ名で、強力な上位打線を形成していました。
  • ゴールデングラブ賞とは?:守備の優れた選手に贈られる賞で、その年の最も優れた守備をした選手が受賞します。

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