広島・上本崇司選手が感動の引退試合、ファンとチームメートに惜しまれながら現役生活に別れ

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◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト 3-1 広島(4日、マツダスタジアム)
広島の上本崇司選手が今季限りで現役を引退し、その引退試合が行われました

試合はヤクルトとの対戦で、結果は3-1で広島が敗れましたが、上本選手の最後の一戦は多くのファンとチームメートに感動を与えました

上本選手の試合の様子

上本選手は7回、1アウトの場面で代打として出場

相手投手の高めのストレートに対し、フルスイングで挑みますが、最終的にはショートゴロに倒れてしまいました

しかし、この凡退も多くのファンの拍手で迎えられ、上本選手はベンチに戻る際にチームメートとタッチを交わしました

セレモニーでの感謝の言葉

試合後に行われたセレモニーでは、新井貴浩監督から「小さな体ながらも、多くのケガを抱えつつ一生懸命にプレーしてきた姿が、皆さんの記憶に残ったことでしょう」と称賛を受けました

続いてマイクの前に立った上本選手は感謝の気持ちを述べました

「自分は成績も大したことがない選手ですが、ここに立たせていただいたことに感謝します」と言葉を続け、「カープファンの皆さんに心から感謝しています」とファンに向けて謝意を表しました

今後の展望と同僚への思い

引退を迎えた上本選手は、「ひとつ心残りがあるのは、新井監督を胴上げすることができなかった」と語り、来年には新しいメンバーが加わり監督を胴上げしてもらうことを期待しているとコメントしました

この言葉には大きな拍手が送られ、観客の心をつかみました

選手としての足跡
上本選手は2012年ドラフト3位で広島に入団し、広島一筋で13年間のプロキャリアを送りました

通算562試合に出場し、打率.250、211安打、3本塁打、50打点、23盗塁という成績を残しています

選手生活の最後を迎えた上本選手は、感謝の気持ちを持ちながら涙を見せ、家族やチームメートに送られて最後の胴上げを受けました

今回の上本選手の引退試合は、ファンやチームメートとの良好な絆が素晴らしい形で表現されました。選手としての成績も重要ですが、彼の人間性やキャラクターが多くの人に愛されていたことが、引退セレモニーから伝わってきます。彼の今後に期待したいです。
キーワード解説

  • 引退試合とは?選手がプロスポーツのキャリアを終える時に行われる特別な試合のことです。
  • 代打とは?試合中に他の選手と交代して打席に立つ選手のことを指します。
  • 胴上げとは?選手が引退や優勝した際に、チームメートに持ち上げてもらうことで祝福する伝統的な儀式です。

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