この発表は、選手たちにとって厳しい現実が待ち受けていることを示しており、新たなステップに向けての道筋を考えるきっかけともなりうる
選手ごとの詳細情報
今村信貴投手
今村投手は、太成学院大高から2011年ドラフトで2位指名を受けて入団したプロ14年目となる今季は、2軍で41試合に登板し、防御率1.91という十分な成績を残したものの、1軍への登板機会はなかった
2022年から本格的にリリーフとしての活躍を始め、その年には55試合に登板し、21ホールドを記録している
通算成績としては180試合に登板し、25勝22敗、防御率4.00という数字を残している
重信慎之介外野手
重信選手は早稲田実業高から早稲田大学を経て、2015年ドラフト2位で入団した10年目の今季は、1軍でわずか10試合に出場し、3打数1安打と振るわなかった
通算成績は585試合出場、打率2割3分、7本塁打、55打点、70盗塁という数字を残している
盗塁数は評価されるが、打撃面での貢献が求められている状況だ
戸田懐生投手
戸田投手は四国アイランドリーグ・徳島から2020年育成ドラフトで7位指名を受けて入団し、2021年6月に支配下登録された2022年にはプロ初勝利を挙げるも、今季は再び育成選手としてチームに影響を与えることができなかった
2軍では35試合に登板し、7試合を先発して防御率2.42という成績を残したが、1軍では19試合に登板し1勝1敗、防御率5.53にとどまっている
自由契約選手について
さらに、球団は京本真投手、喜多隆介捕手、鈴木大和外野手に対しても自由契約を通達した京本投手は右肘にトミー・ジョン手術、喜多選手は右膝の手術を受け、鈴木選手は右太もも裏の肉離れから復帰後に戦力外となる運命を折り合った
これらの選手には、育成再契約も打診される見込みだ
今後の展望
このような戦力外通告は、今後のチーム編成や新たな選手獲得に影響を与える可能性が高いジャイアンツは、2日にも高橋礼投手や乙坂智外野手などの選手にも戦力外通告をしており、今後の動向に注目が集まる
読売ジャイアンツが戦力外通告を出した選手たちは、これまでの努力と実績を持ちながらもチームの厳しい選考にさらされています。特に今村選手や重信選手はそれぞれのポジションでしっかりと役割を果たしてきただけに、今後の進路が気がかりです。また、球団としてもリビルドが迫られる中、成績や健康状態などから厳しい判断が下されたことは理解できる反面、ファンとしても切ない思いが募ります。
キーワード解説
- 戦力外通告とは? それは、プロスポーツ選手が所属チームから契約を継続しないという通知のことです。
- トミー・ジョン手術とは? この手術は、野球選手などが肘の怪我を治療するために行われる医療手術の一種です。
- リリーフ投手とは? 投手の役割の一つで、試合中に先発投手が降板した後に登場する投手です。主に試合終盤で重要な場面を任されます。

