大竹風雅投手、くふうハヤテでの経験を来季へ生かす決意を固める

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
福岡ソフトバンクホークスの育成選手、大竹風雅投手(26)は、8月5日から9月30日までくふうハヤテに派遣されていた

派遣の中で彼は実戦経験を重ね、貴重な学びを得たと語る

「ウエスタン・リーグでの実績が自分にとってプラスになった」と彼はその成長を実感している

大竹選手は、2021年秋のドラフトで東北福祉大学から5位指名を受け、プロ入り

しかし、その後に受けた右肘靱帯の再建手術(通称トミー・ジョン手術)によって、一時は戦力外となる苦難を経験した

再契約後の今季は、ソフトバンク2軍で10試合に登板し、1勝3敗、防御率6.56という成績を残した

2軍と3軍を行き来する中、くふうハヤテでの定期的な登板機会を得たことが彼の成長を促した

くふうハヤテでは、先発として5試合に登板し、残念ながら0勝4敗に終わった

しかし、彼の最終登板となった9月24日の中日戦では、安定した変化球を武器に6回を7安打無失点に抑える素晴らしい投球を披露した

この試合では、投手コーチからのリリースポイントに関する助言を受け、体の開きをコントロールできたことで、彼は「以前の投げ方を思い出せた」と語った

さらには、くふうハヤテでの生活も新たな発見をもたらした

選手たちがベンチの掃除やブルペン整備を行い、基本的な移動はバスで、食事は宿泊先のホテルや外食で済ませるというシンプルな環境は、ソフトバンクの恵まれた環境と比べる良い経験となった

「この環境に慣れないようにアグレッシブにやる」と決意を新たにした大竹選手は、来季に向けての成長を誓った

大竹選手がくふうハヤテでの経験を通じて得た成長は、将来的な活躍を期待させるものである。特に、環境や技術面での学びをしっかりと活かす姿勢は、選手として成長を続けるために重要な要素となっている。来季の彼の更なる飛躍に期待したい。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?リハビリに時間がかかるが、投手にとってリハビリの成果が出ることも多い手術の一種。
  • ウエスタン・リーグとは?日本プロ野球の2軍チームが参加するリーグで、選手の育成や調整が主な目的。
  • 育成選手とは?プロ野球チームに所属しているが、1軍登録されずに育成を目的とした選手のこと。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。