プロ野球リリーバーの去就に波紋、平井克典と又吉克樹の戦力外通告がもたらす影響

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プロ野球の世界は厳しい競争が繰り広げられています

各球団が発表した来季の戦力構想の中で、かつて重要な役割を果たしたリリーバー、平井克典選手と又吉克樹選手が戦力外通告を受け、注目を集めています

平井克典:ブルペンを支え続けたサイド右腕

西武の平井克典選手は、2019年にパ・リーグ記録の81試合に登板し、5勝4敗36ホールド、防御率3.50という成績でチームに貢献しました

ホールドとは、試合の勝利が確定するまで試合を持ちこたえた救援投手が得られる記録で、計算された役割を全うすることが求められます

しかし、今季は一軍での登板機会がなく、ファームでの生活を強いられました

それでも平井選手は気持ちを切らすことなく、イースタン・リーグで42試合に登板、5勝2敗1セーブ、防御率2.25をマークしました

投球フォームの改善にも取り組み、「変えた」と「戻した」を足して2で割った感覚がうまくいっていると語りました

平井選手は、尊敬する先輩からの激励を受け、チャンスが来たときに一発で応えられるよう日々のトレーニングを続けています

肩や肘の故障がなく、経験豊富なリリーバーは貴重な存在です

又吉克樹:歴代6位のホールド数を誇る右腕

ソフトバンクの又吉克樹選手もまた、戦力外通告を受けました

中日に入団1年目から連続60試合以上に登板し、素晴らしい成績を残してきました

2021年オフには独立リーグ出身選手として初めてFA権を行使し、ソフトバンクへ移籍しました

又吉選手は、2年目にセットアッパーとして活躍しましたが、今年度は右足甲の骨折と若手選手の台頭によって出場機会が減少しました

オープン戦では防御率1.69と健在ぶりを見せたものの、残念ながら一軍登板はありませんでした

彼は今後、先発挑戦の意向も示しており、引き際ではないと感じています

平井選手と又吉選手の戦力外通告は、プロ野球の厳しさを物語っています。両選手ともにリリーフとして重要な役割を果たしてきた実績があるだけに、今後の去就が気になります。彼らの経験が後進にどのように伝わるのか、そして自身の姿をどう次に活かすのか、注目が集まります。
キーワード解説

  • リリーバーとは?リリーバーは試合中に先発投手が降板後に登板し、試合を持ちこたえる役割を担う投手です。
  • ホールドとは?ホールドは、救援投手が試合を勝利に導くために、6回以降に登板し、チームがリードしている状態を維持することで得られる記録です。

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