この球種は、強い腕の振りから放たれる「遅い直球」をイメージしたもので、緩急を使うことによって投球の幅を広げる狙いがあります
藤嶋投手は秋季練習2日目をバンテリンドームナゴヤで行いながら、次シーズンに向けてさらなる進化を目指しています
今季、藤嶋投手はキャリアハイの60試合に登板し、23ホールドを記録しました
この成績を受け、彼は既に来季の戦術を見据えており、今後は直球、カーブ、フォーク、スライダーの4種類の球種に、新たにチェンジアップが加わることになります
藤嶋投手は「変化球をもうひとつ増やします
来年は長年温めてきたチェンジアップを使います」と語り、これまで練習は重ねてきたが、実戦では未使用であったことを明かしました
しかし、シーズン終盤に入って、「ようやくコントロールができるようになってきた
思い描いた球になってきた」と感じているようです
このオフにはキャッチボールなどを通じて、来季の解禁に向けて仕上げていく考えです
藤嶋投手がなぜチェンジアップを選択したのか、彼は「自分は真っすぐが一番良い球種
それをより生かすことを考えた」と説明しています
137キロ程度の直球に対し、目指すチェンジアップは120キロ前半です
最終的には、直球と同じ強い腕の振りで、遅い球を投げることが究極の目標だとしています
藤嶋投手が新たなチェンジアップに挑戦する姿勢は、選手としての成長意欲を感じさせます。実戦での使用がこれまでなかった球種を取り入れることで、彼の投球がさらに多様化し、打者にとって厄介な存在になることでしょう。
キーワード解説
- チェンジアップとは?:チェンジアップは、投手が投げる変化球の一種で、直球と同じ腕の振りで投げることで、打者を惑わせることを目的とした球種です。
- ホールドとは?:ホールドは、リリーフ投手が試合中に登板し、先発投手の勝ちを守る役割を果たしたことを示す指標で、特定の条件を満たすとカウントされます。

