新庄監督が示す「1」にこだわる姿勢、日本ハムとオリックスのCS対決が迫る
2025年10月11日、日本ハムとオリックスによる「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージが、北海道のエスコンフィールドで開幕する今シーズン、ソフトバンクに離されてパ・リーグ2位となった日本ハムは、新庄剛志監督の指揮の下、日本一を目指す
野球評論家の柏原純一氏は、この重要な戦いに向けてチーム全体が「1」にこだわる姿勢を求めている
昨年同様、レギュラーシーズンで2位となった日本ハムにとって、今年のCSは再挑戦の舞台である
新庄監督は、オリックスの岸田監督との共同会見に臨み、冗舌なトークを展開したが、その裏にはチームの地力が向上しているという手応えが感じられる
シーズンでは、オリックスとの対戦成績は12勝12敗1分けと拮抗しており、エスコンフィールドという本拠地の利があっても、侮れない相手であることは明白だ
特にCSは3試合の短期決戦であるため、勝ち抜けるための心構えが求められる
新庄監督が強調する「1」は、試合中の重要な局面を象徴している
昨年のCS第1ステージでは、ロッテ相手に初戦で完封負けを喫し、2戦目も9回裏までリードを許す苦しい展開となった
その後に万波の同点弾で勝ち進んだものの、全試合で先制点を与えていたことが課題となった
今シリーズでも、相手がオリックスに変わるものの、ロースコアの投手戦が予想され、先発投手の性能が勝敗を大きく左右することになる
また、打撃陣にも「1」の意識を持つことが求められる
特に初戦での「安打」や「打点」が重要であり、その結果が後の試合に影響する可能性が高い
選手は初打席や初回の守備時から注意を払い、流れをつかむために繊細なアプローチを心がける必要がある
新庄監督は、選手たちが一戦一戦に集中し、昨年以上の強固な戦いを見せ、日本一のタイトル獲得に向けて進むことを期待している
新庄監督が「1」にこだわる姿勢を選手たちに求めていることは、昨年の経験からの学びでもあります。短期決戦ではどうしても流れが変わりやすく、最初の一歩が非常に重要になるため、選手たちもその意識を持って臨む必要があります。この姿勢が行き着く先は、チームの士気を上げ、強い戦いを実現するための大きな鍵となるでしょう。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?日本のプロ野球で、レギュラーシーズンの成績によってシーズン後に行われる特別な試合で、頂点を目指すチームが戦います。
- 先制点とは?試合の初めに最初に得点することで、チームに有利に働く場合が多い重要な得点です。
- ロースコアとは?試合の得点が少ない状態のことを指し、両チームの投手が好投していることが多いです。
- 短期決戦とは?試合数が少なく、たった数試合で勝敗を決める形式の試合のことで、プレッシャーが大きいです。

