母校のある宮崎・延岡市、聖心ウルスラ学園の野球場で行われた自主トレーニングにおいて、右腕は「もちろん、つけてみたい番号」と憧れを口にした
今季は背番号「20」で臨むが、2ケタ貯金、最多勝、沢村賞の獲得、日本一といった圧倒的な成績を残し、最終的には「18」を手に入れたいとの強い意志を持っている
自主トレーニングでの経験と国際交流
戸郷の自主トレーニングには、昨年も参加した韓国代表チームの李映河投手を始め、韓国・斗山の4選手が参加している戸郷は「僕の自主トレから羽ばたいてもらえるとやりがいを感じる」と述べ、彼らに丁寧な助言を送りつつ、自身も韓国の野球から学んでいる
さらに、この日は昨年の台湾での親善試合を観戦したという現地のファンが、彼の練習を見学するために訪れた
戸郷の真摯な姿勢が評価され、世界中から支持を受けている様子が伺える
悔しさを背負い、次なる挑戦を見据える戸郷
昨年のプレミア12の決勝戦では、台湾に対して4失点を喫し、負け投手となった戸郷は、その悔しさを忘れず、「26年にはWBCにも出たい気持ちがある」と語った日の丸を背負い、その重さを実感した戸郷は、また代表に選ばれるよう努力を続けるという決意を新たにしている
今季使用を予定しているグラブには、プレミア12の際に制作された日の丸が刺しゅうされており、巨人および日本を代表する選手としての責任感を表現している
戸郷翔征投手の「18」番への強い憧れとその背景は、彼の努力と進化への挑戦を象徴しています。また、国際的な交流を通じてスキルを磨き、自己成長を果たしていく姿勢は、多くの若手選手にも良い影響を与えるでしょう。
キーワード解説
- 自主トレーニングとは? 選手が自分のペースで行う練習のこと。試合に向けた準備や技術向上を目指して行われ、チームには所属しない状態で行われる。
- 沢村賞とは? 日本プロ野球の投手の中で、最も優れた成績を収めた選手に贈られる賞。候補選手はその年の成績が重視され、最も高い技術と実力をもつ投手が選ばれる。