巨人、守備のミスが響きクライマックスシリーズ敗退 — 2025年シーズンの振り返り

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 東京巨人軍は、クライマックスシリーズ(CS)第1ステージで横浜DeNAベイスターズに連敗し、2025年のシーズンを終了した

今年は70勝69敗4分けで通算3位となり、優勝した阪神タイガースに対して15ゲーム差をつけられる苦しいシーズンとなった

このような結果から、今シーズンを振り返る全3回の連載「阿部巨人V2ならず 誤算」の第1回目では、特に問題視される守備ミスに焦点を当てる

 9月26日のDeNA戦において、同点の7回無死一・二塁からの場面で、外野手のオコエが山本の右前打を処理した際の送球ミスが決定的な失点を招いた

今回のような守備の「ミス」は、試合の勝敗を左右する大きな要因となり得る

特にこのシーズン、巨人の外野手は昨年の6個から3倍以上の19個もの失策を記録し、これはリーグ最多だった

 阿部監督は「基本は守りの野球」と語り、昨年はリーグ最少の58失策を誇ったが、今年は最も多い78失策に達し、守備の不安が浮き彫りになった

選手たちは、故障や不振による欠場が相次ぎ、ポジションを固定できなかったことも影響している

実際、試合前のフリー打撃では、守備における実戦を想定した練習が不足していたと見られる

 また、外野手の守備が脆弱だったことに関連し、特に無駄な進塁を与える事例が目立ち、これは避けられたプレーではあった

ファンからは、守備力の低下に対する厳しい声も上がっており、これが試合でのパフォーマンスに直接的な影響を与えたことは否めない

 特に外野手は、試合に勝つためには守備を強化しなければならない

過去の失策数を見ても558失策から19失策が記録された今年は、その改善が急務であることを証明している

リーグ最多失策に関しては、記録に残らないプレーも多かったため、選手たちにはさらなる責任感と緊張感が求められることでしょう

 阿部監督が「ミスが出たら負ける」と常々口にしているが、今シーズンはその言葉を痛感させられる結果となった

投打のバランスも崩れ、全体的に多くの課題が表面化した2025年のシーズンは、成績にとって非常に悔いの残る結果となった

今シーズンの巨人は守備のミスが響いてクライマックスシリーズでの敗退を招きました。選手の怪我や不調が重なったことも影響し、守備の不安が具体的な結果として表れた印象があります。来季に向けて、堅実な守備が鍵を握るでしょう。
キーワード解説

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