新庄剛志監督が挑むパ・リーグ最終ステージ、モイネロ攻略へ意気込み
2025年10月15日、パーソル・クライマックスシリーズ(CS)の最終ステージがみずほペイペイ球場で開幕するこの重要な舞台で2位の北海道日本ハムファイターズを率いる新庄剛志監督(53)は、福岡ソフトバンクホークスの先発投手モイネロに対する独自の攻略法を披露し、昨季の雪辱を誓った
新庄監督は14日の前日会見にて、「モイネロ攻略には4パターンの作戦がある」と明言し、トレーニングで数多くのサインを準備していることを示唆した
シーズン中、モイネロには8試合で1勝4敗、防御率1.87と優れた成績を残されており、ファイターズにとっては難敵である
新庄監督は、モイネロの最速158キロの直球に対抗するための戦略として、「とにかく真っすぐ待ち、どう対応できるかを考える」と語った
この戦術は、彼の指揮下の選手たちに具体的な狙いを持たせることを目的としている
会見の際には、同席していた松本剛に「カーブを待ってカーブは打てる?」と問いかけ、選手とのコミュニケーションを重視する一面も見られた
今季の対ソフトバンク戦績は12勝13敗であり、監督は「実力差を感じたことはない
昨季から確実に成長している」と自信を示した
また、特に警戒している選手として、首位打者を獲得した牧原大成選手や海野隆司選手の名前を挙げるなど、チームの戦略を明確にしている
昨季のCSではソフトバンクに3連敗し、心に傷を負った新庄監督は、「神様がいるなら、ファイターズが勝ち、その後にソフトバンクが勝ち、最後はどっちが勝つのかという展開を望みたい」とファンの期待に応えるべく、リベンジを誓った
指揮官としての手腕が試されるこのシリーズで、ファイターズはモイネロの壁を破り、日本シリーズへの切符を手に入れられるのか、注目が集まる
新庄剛志監督の発言からは、戦略的思考と選手とのコミュニケーションの重要性が伺えます。特にモイネロに対する対策をあきらかにすることで、チームの士気を高める狙いが感じられます。また、監督自身が昨季の経験を活かし、冷静に力量判断を行っている姿勢が印象的です。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?クライマックスシリーズは、プロ野球のポストシーズンで行われるプレーオフのことで、各リーグの優勝チームを決定するために行われます。
- モイネロとは?モイネロは福岡ソフトバンクホークスの選手で、主に先発投手を務める選手です。彼は非常に速い直球を投げることで知られ、対戦チームにとっては手ごわい存在となっています。
- カーブとは?カーブは、投球時にボールに回転をかけて投げる球種で、主に打者を錯覚させるために使用されます。直球とは異なり、球が途中で落ちる特性があります。

