西武ライオンズの投手、今井選手が大リーグ挑戦のためのポスティングシステムを利用する意向を明らかにし、代理人であるスコット・ボラス氏がメディアにその背景を語った
ボラス氏は、今井選手の投球スタイルが特に他の多くの投手と異なる点、つまりスプリットフィンガーファストボール(スプリット)を多用せずとも成果を上げていることに強いフォーカスを当てた
スプリットフィンガーファストボールとは、投球の際にボールの指のかけ方を工夫して投げる変化球で、通常のストレートよりも打者のタイミングを外す効果がある
しかし、ボラス氏によれば、米国のメジャーリーグではスプリットを多用する投手が故障するケースが散見されるため、今井選手のスプリットを使わない成果はその意味で特筆すべき点だという
さらに、ボラス氏は横浜DeNAベイスターズの藤浪選手にも言及し、「当然、もう一度その可能性を探るつもりだ」と、藤浪選手のメジャー再挑戦の可能性に言及した
この発言は、藤浪選手が今後のキャリアにおいて新たなステップを踏むための土台を築く可能性を示唆している
今回の今井選手の挑戦は、他の選手にとっても大きな刺激となるだろう。代理人のスコット・ボラス氏がその才能を高く評価していることから、今井選手のメジャーリーグでの成功が期待される。また、藤浪選手の再挑戦についても注目が集まり、今後の動向に耳を傾けたい。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?:日本のプロ野球選手がMLBチームに移籍するための制度で、選手は日本の球団に移籍する権利を与える代わりに、球団はその選手の契約をオファーすることができる。
- スプリットフィンガーファストボールとは?:投手がボールを指で挟むようにして投げる変化球で、打者の打撃タイミングを崩すためによく使用されるが、投げすぎると肩や肘を傷めるリスクがある。

