外野手・平野謙氏が語る補殺の魅力とプロ野球の厳しさ

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外野手の「補殺」が語る野球の魅力と奥深さ

プロ野球における外野手の役割は、単なる守備だけでなく、ゲームの流れを変える重要な存在でもあります

特に「補殺」というデータは、その選手の守備能力や、走者の進塁を阻止する力を示す重要な指標です

補殺とは、野手が送球によって走者をアウトにすることを指し、外野手の通算補殺数で歴代4位に輝く平野謙氏は、自身の経験をもとにその価値を語ります

補殺の裏にある喜びと悔しさ

平野氏は、通算135の補殺を記録しました

彼の記憶に残る試合の一つは1989年7月19日のロッテ戦

この試合では、マイク・ディアズの打球を受け、一塁へ送球しアウトを奪いました

この時、ディアズがヒットを記録できなかったことで見せた悔しさは、平野氏にとっても特別な思い出です

外野手を取り巻く競争

特に、日本ハムの広瀬哲朗選手との対戦は記憶に残っています

俊足の右バッターである彼に対し、平野氏は頭脳を使い、送球でアウトにしました

このような瞬間は、外野手としての醍醐味とも言えるでしょう

補殺の意味とその背後にあるチームの実力
外野手のシーズン最多補殺の記録は平山菊二氏が保持する24

これはつまり、補殺が多い外野手は、その球団が相手に多くのヒットを許していることを意味します

平野氏の考えでは、補殺が少ない方が優れた外野手とされていますが、あくまで理想論であり、実際には補殺を狙う気持ちも大切だと感じています

平野氏は、強肩を持つ外野手が走行を阻止できることを重視しつつも、自己の成績を向上させるために時には進塁を許す深い守りをしたり、返球のタイミングを遅らせるフェイクを行ったりしていました

平野謙氏は、1955年生まれの名古屋市出身で、中日ドラゴンズに入団した後、西武ライオンズやロッテマリーンズで活躍

また、ゴールデングラブ賞を9回受賞し、野球界での経験を次世代へと引き継いでいます

平野謙氏の語る補殺や外野手の役割は、野球における戦術の面白さを物語っています。選手としての記録だけでなく、試合の流れを変える力をもつ外野手の重要性が改めて強調されており、プロ野球の奥深い魅力を感じます。
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