プロ6年目を迎えた彼は、開幕から一軍での出場を果たし、選手登録を抹消されることなくシーズンを完走しました
特に3月28日の中日戦では「六番・右翼」でスタメンに名を連ねたものの、初めは15打席連続無安打という厳しいスタートを切りました
彼の今年の成績は、6月終了時点で打率.229、0本塁打、6打点と奮わなかったものの、重要なのはその後の改善です
蝦名選手は「どうしても強く振ろうとするあまり、逆にバットを振れなくなるのが僕の癖だった」と式言し、打席での心構えを見直しました
具体的には「球を長く見ること」を意識し、出塁を最低限の仕事として捉え、精神的な工夫も凝らしました
その努力は夏場に実を結び、8月には打率.344という好成績を達成
「力みが巧妙に取れて、強く振らなくても(打球が)飛ぶ」と語り、その復調を感じました
彼は2019年のドラフトで6位指名を受けて入団し、背番号61を託されています
自身が「個人的に好きな番号」として掲げ、「球団を代表する選手になって、子どもたちに夢や希望を与えたい」と決意を新たにしてきました
1年目から一軍の舞台を経験した蝦名選手は、昨年には76試合に出場
足りない部分を補うため「レギュラー争いに勝って、つかむことにこだわりたい」と強い思いを持って臨んでいました
さらに9月以降は全24試合に一番で出場し、連続試合出塁数を「33」と伸ばしました
シーズンの成績は115試合で打率.284、8本塁打、41打点を記録し、すべてがキャリアハイとなっています
今後の彼のさらなる躍進に期待が寄せられています
蝦名達夫選手の成長は、多くのファンに希望を与えていると感じます。最初の厳しい状況から自身を見つめ直し、努力し続けた結果が打率の向上につながりました。今後の彼には、さらなる飛躍が期待されます。
キーワード解説
- 打率とは?:打率は、選手が打席に立った回数に対して安打を打った割合を示す数値で、選手の打撃能力を示す指標です。
- 出塁とは?:出塁は、選手が打席でヒットや四球、安全に出塁して塁に出ることを指します。
- 復調とは?:復調は、以前の調子を取り戻すことを意味し、スポーツ選手においては成績が向上することを指します。

