試合後のインタビューで、小久保監督は「秋にはセ・リーグ1位の阪神さんと戦えるように」と自身の抱負を語った
この言葉は、パ・リーグの優勝とクライマックスシリーズ（CS）突破を経て、再び日本シリーズへ挑戦する姿勢を示している
昨年の教訓を生かした戦略
昨年、ソフトバンクは日本シリーズへの進出を果たしながらも、DeNAに下克上を許す形で敗退したその際、山川選手や近藤選手の打順を固定する王道の戦術が功を奏したが、3位から勝ち上がってきた相手に圧倒されてしまった
小久保監督は、「昨年にない発想、準備はしている
昨年とは違うプランもある」と語り、その経験を生かして関門に取り組む意欲を見せた
投手陣の強化
昨季は中継ぎ投手の藤井選手や松本裕選手を欠いてしまったことから、経験が少ない若手投手に頼らざるを得なかったしかし、今年の投手陣は層が厚く、安定したパフォーマンスが期待できる
特に、昨年のセーブ王である杉山選手の存在感は大きく、監督は「CSから、連投は全部いけるという話は（コーチと）している
ストレート（4勝0敗）で勝ちたい」と意気込みを語った
選手たちへの期待
監督は、「泣いても笑っても、4試合勝ったら終わり（選手には）最後まで出し切ってもらう」と、選手たちに対して強い期待感を寄せている
左脇腹を痛めてCSには間に合わなかった近藤選手も、日本シリーズには合流予定で、チームは総力を挙げて頂点を目指す構えだ
ソフトバンクの小久保監督が、交流戦優勝後のインタビューで語った内容は、チームの強い意欲と昨年の教訓を生かした新しい戦略に思慮が見られ興味深い。豊富な投手陣と、選手たちへの期待が高まる中で、今後の日本シリーズへの挑戦が注目される。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ（CS）とは？：日本のプロ野球におけるポストシーズンで、両リーグの上位チームが対戦し、日本シリーズに進出するチームを決定する戦いのこと。
- セーブ王とは？：リーグ戦で最も多くのセーブを挙げたリリーフ投手に与えられるタイトル。セーブとは、試合の終盤にチームのリードを守るための貢献を示す指標。
- 下克上とは？：上位チームが下位チームに敗北することを指し、特に期待されていなかったチームの勝利を指す言葉。
