この指名は競合なしで実現し、2015年の桜井俊貴投手以来、10年ぶりの単独1位指名となりました
巨人の阿部慎之助監督(46)はこの運命の日にオレンジ色の勝負ネクタイを着用し、心の準備を整えて臨みました
1巡目の指名では立石や石垣、佐々木選手が競合した中、竹丸選手は巨人以外から指名を受けることなく、単独で選ばれる結果となりました
指名後のインタビューで阿部監督は「ホッとしました」と安堵の表情を見せ、その上で竹丸選手には「プロの世界で完投できる投手を目指してほしい」と期待を寄せました
左の先発ローテーションにはグリフィン選手の去就が不透明であることや、井上選手が今季後半で成績不振だったことから、「竹丸にはチャンスがたくさんある」と述べ、ルーキーイヤーからローテーションに入る可能性についても期待を寄せました
さらに、今回のドラフトでは支配下で6選手、育成で5選手と、即戦力を重視した計11選手を指名
「もう100点満点だったんで」と言う阿部監督の言葉からもその満足度が伺えます
来シーズン以降のドラフト戦略においても、巨人にとっては追い風が吹き続ける見込みです
この要因として、岡本和真内野手(29)がポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を容認されたことも影響しています
他球団のスカウトは「若い選手たちは早い段階から『将来的なメジャー挑戦』を考えている」と話し、ポスティングを容認しているかどうかが選手にとって大きな判断材料であることを指摘しました
巨人は過去にポスティングを原則的に認めていませんでしたが、岡本選手の意思を尊重する形でこの決断を下したことにより、巨人ブランドの人気も再び復活する可能性があります
期待が高まる新戦力を獲得した巨人は、今後若い選手たちにとってあこがれの球団として再び注目を集めるのかもしれません
今回のドラフトで巨人が竹丸和幸投手を単独1位指名したことは、来シーズンに向けた大きな期待を生む結果となりました。監督のコメントにも表れているように、竹丸選手には先発ローテーションで活躍するチャンスがあると見込まれており、これによってチームの更なる強化が期待されています。また、岡本選手のメジャー挑戦の容認が巨人の選手獲得にプラスになるとの見方もあり、今後のドラフト戦略に関しても注目が集まります。
キーワード解説
- ドラフトとは? 選手がプロチームに指名される制度で、大学や高校からの新人選手がプロとしてのキャリアをスタートさせる重要なイベントです。
- ポスティングシステムとは? メジャーリーグ球団への移籍を希望する選手が、所属チームに対して自らの移籍を認める制度です。この制度により日本の選手も海外で活躍する道が開かれます。
- 完投とは? 投手が試合の全てのイニングを投げ切ることを指します。特にプロでは評価が高い成績の一つです。

