中日ドラゴンズ、3選手との契約を更新せず。育成契約の可能性も示唆

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2025年10月27日、中日ドラゴンズは土生翔太投手(24)、山浅龍之介捕手(21)、津田啓史内野手(22)の3選手に対し、来季の契約を結ばないことを通告しました

この決定は、球団が今後育成契約を打診する考えを示唆していることから、選手たちの将来に関する重要な意味合いを持っています

選手の状況

土生翔太投手

土生翔太投手は、横浜高校、桜美林大学を経て、2023年のドラフトで5位指名されて入団しました

彼はルーキーとして開幕1軍の座を獲得したものの、7試合に登板した結果は自責点8、防御率6.00と芳しくなく、今シーズンは1軍での出場機会がありませんでした

彼は「今年1年は何も仕事を果たせていないので、この結果に正直悔しい気持ちがあります」と心情を語りました

山浅龍之介捕手

山浅龍之介選手は聖光学院高から2022年のドラフトで4位指名を受けて入団しました

ルーキーイヤーには7試合に出場したものの、昨年は僅か3試合の出場に留まりました

また、練習中に脾臓を損傷し手術を受けた影響で今シーズンも出場機会には恵まれませんでした

「この3年間、何もチームの力になれなかったことが申し訳なく思います」と彼は語りました

津田啓史内野手

津田啓史選手は横浜高校を卒業後、三菱重工Eastを経て2023年のドラフトで2位指名を受け入団しました

彼はプロ2年目の今シーズンにようやく1軍昇格を果たしましたが、5試合出場で3打数3三振という厳しい数字に終わりました

「この2年間、ドラゴンズに対して何も還元できていなかったので、球団から言われたことは納得というか、覚悟はできていました」とのコメントがありました

育成契約の可能性

球団が育成契約の打診を考えていることは、選手たちにとっては新たな挑戦の機会でもあります

育成契約とは、正式な選手契約ではなく、育成選手としてチームに残りながら、更なる成長を目指す契約形態です

このような形で再起を図る姿勢は、選手たちの意欲を反映しています

今回の中日ドラゴンズの決断は、来シーズンに向けたチームの再構築を示すものであり、選手たちが新たな契約形態を通じて次のステージに進む姿勢がうかがえます。選手たちの今後の成長が非常に楽しみです。
キーワード解説

  • 育成契約とは?選手が正式な契約ではなく、プロ野球チームに残りながら成長する機会を与える契約のこと。
  • 防御率とは?投手が自責点をどれだけ抑えられたかを示す指標で、値が低いほど良い成績とされています。

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