昨シーズンの九里選手の年俸は約1億4000万円で、Bランクに属していることから、その60%に相当する8400万円が補償額として支払われることとなる
人的補償と金銭補償の違い
人的補償とは、FA選手が移籍先のチームに引き渡される際、旧所属球団がその選手に代わる選手を要求する制度であるこれに対して金銭補償は、選手の移籍に際し金銭での補償を要求するものである
オフシーズンの動向
広島は、今月8日には人的補償の対象者リストを受け取り、慎重に検討を進めていた昨年は西川選手がオリックスにFA移籍した際に、人的補償で日高選手を獲得している
これは、九里選手の流出と移籍先チームの選手獲得の例であり、今回も同様に適用される可能性があった
支配下登録の状況
また、広島は現在、支配下登録選手が68名と、上限である70名に迫っている状況である2022年の現役ドラフトでは、広島が初めて二人の選手を獲得するなど、選手の補強を図っている
FA選手のランクと補償の詳細
FA選手に関する補償は年俸ランクによって異なる選手のランクはA、B、Cに分類され、Aランクは上位1~3位、Bランクは4~10位、Cランクは11位以下となる
AとBランクの場合、人的または金銭での補償が発生し、Cランクの場合は補償の必要がない
旧球団が人的補償を求めた場合、Aランクには旧年俸の50%、Bランクには40%の補償が発生するが、金銭補償を選んだ場合はAで80%、Bで60%となる
広島は九里選手の移籍に際して、人的ではなく金銭での補償を選択したことが注目されます。今後も選手の移籍や補償に関するルールの理解が求められるでしょう。
オリックスにFA移籍した九里亜蓮の補償が、金銭で決定したことについてカープファンから寄せられたコメントは、失望や不満が目立っていました
特に「戦力外選手の獲得やトレードもほぼないカープが、他球団の選手を獲得するチャンスも逃してしまった」という指摘があります
現役ドラフトで他の12球団で唯一2名を指名したカープだっただけに、人的補償への期待が寄せられる中、金銭のみの補償に対して残念がる声が多く見受けられました
また、チームの編成方針についても疑問の声があります
「甘々なチーム作りで結果が出なければ辞任するつもりか」との指摘や、「球団のマネージメント力が低い」との厳しい意見もありました
このような声は、「ベテラン選手を抱えすぎた結果が今の状況に繋がっている」という見方が強いことを示しています
他にも、「枠が2つしか空いていなくても、良い選手がいれば獲得を考えていたはず」との意見や、「カープには目ぼしい選手がいなかったのか」という疑問も浮かんでいます
育成選手の頑張りを期待する意見も見られる一方で、全体的には「夢のない球団」という印象を抱くコメントが多く、カープの現状に対する不安感が漂っています
ファンにとっては、九里を失った痛手が際立つ結果となったことにガッカリする声が多く寄せられています
ネットコメントを一部抜粋
戦力外選手の獲得やトレードもほぼないのがカープ。
チームを家族として生え抜きの戦力外はほぼ出さず、育成選手のために枠を残す形でぬるぬるのチーム。
松田元がええかっこしいで「キャンプ地に寄付だ!」ってばら撒いたら消える額。
現役ドラフトで2人取った影響かな。
余程欲しい人がいなかったか、育成で状態が良い選手がいるのかな。
- FA権とは?:FA権とは、選手が一定の期間、自チームに所属した後に他チームに自由に移籍できる権利のことです。
- 人的補償とは?:人的補償とは、FA選手が移籍する際に、移籍先チームが旧チームにその選手に代わる選手を渡す制度のことです。
- 金銭補償とは?:金銭補償とは、FA選手が移籍する際に、旧チームが新チームから金銭を受け取る制度のことです。