この試合で阪神は、逆転劇を演じた
26日に予定されている第2戦でも、両チームは同じ球場で戦うこととなる
先発投手にはソフトバンクが上沢、阪神がデュプランティエが名を連ねている
阪神2―1ソフトバンク
この試合、阪神は六回に内野ゴロの間で同点とし、その後、佐藤輝の適時二塁打で勝ち越しを果たした投手陣では村上が7回1失点の好投を見せ、続く及川、石井が後を継ぎ無失点に切り抜けた
一方、ソフトバンクは一回に近藤の先制打で得点を挙げたが、その後は流れをつかむことができず、終盤の得点機も活かしきれなかった
特筆すべきは、左脇腹のけがでクライマックスシリーズを欠場していた近藤が大舞台復帰初戦で2安打を記録した点である
近藤は一回に先制打を放ち、「大事な先制点を取ることができて良かった」とコメントしており、その意気込みが伝わってきた
試合の中で、近藤はフルカウントから村上の球を中前に打ち返し、八回には左翼フェンス直撃の二塁打を放って好機を作り出した
日本シリーズ開幕の2日前、近藤はリハビリの成果を感じており、「みんなの頑張りで(日本シリーズに)立たせてもらえるなら、活躍できるようにと思ってリハビリをやっていた」と語った
今季、近藤は肩の手術後や怪我に悩まされ、レギュラーシーズンではわずか75試合の出場にとどまった
77安打、10本塁打は、昨季、リーグ最優秀選手だった近藤にとって物足りない結果であった
阪神は前回、日本一を争った2014年シリーズでも初戦を落としたが、その後4連勝で栄冠を手にした実績がある
「短期決戦
切り替え、しっかりチャンスをものにしたい」と近藤は決意を示した
対するソフトバンクの小久保監督は、「最後はいい粘りを見せたけど、勝ちパターンをつぎ込んだだけ
明日も何が起こるか分からないから、しっかりやるだけ」とコメントしている
今回の日本シリーズ第1戦では、阪神が逆転に成功し、勝利を収めた。注目選手である近藤の復帰も大きな要因となり、試合の流れを変えた。ソフトバンクは先制したものの、打撃陣が振るわずに敗れた。これからの試合でどのように巻き返すかが興味深い。
キーワード解説
- 日本シリーズとは? 日本シリーズは、日本プロ野球の最高峰の大会で、セントラルリーグとパシフィックリーグの各リーグのチャンピオンチームが対戦します。
- 先制打とは? 先制打は、試合の初期段階で最初に得点に結びつくヒットのことを指し、チーム全体に士気を与える重要な役割を果たします。
- クライマックスシリーズとは? クライマックスシリーズは、日本プロ野球におけるポストシーズンの一環で、リーグ優勝チームと準優勝チームが対戦し、リーグチャンピオンを決定します。

