試合は、ソフトバンクが先制し、阪神が追いかける形となった
０―１の６回、無死二、三塁の場面で、３番の森下が遊ゴロを打って同点となり、その後なおも１死三塁のチャンスが続いた
そこで、ソフトバンクのエース有原から、低めの変化球を右中間にはじき返し、適時二塁打を記録した
二塁ベース上で両手の拳を突き上げる佐藤選手の姿は、勝ち越しに成功した喜びを物語っていた
この回の先頭打者である近本が中前打で出塁し、その後中野が三塁線ギリギリに技ありのセーフティーバントを決め、無死一、三塁とチャンスを拡大した
阪神は、５回までに２度、得点圏に走者を置いていながらも得点が遠かったが、初回に空振り三振に倒れた４番が、勝負強さを見せつけ、上位打線がつないだチャンスをしっかりものにした
さらに、ＤｅＮＡとの最終ステージでは、阪神は３試合で１１得点を挙げ、そのうちクリーンアップの３選手である大山を含む選手が１０打点を記録した
強力な主軸は連携を発揮し、勝ち越しに繋がった
阪神の佐藤輝明選手が勝ち越し打を放ったことで、チームに明るい光が差し込んだ。今回はソフトバンクの有原投手との対戦で、低めの変化球を的確に捉えたことで、強力な打線の一翼を担うことができた。このような活躍は、シリーズを勝ち進むために非常に重要なポイントになる。
キーワード解説
- 適時二塁打とは？：試合中に得点をもたらすタイミングで二塁打を打つことを指し、その打席で走者が得点することが期待されます。
- 得点圏とは？：打者がヒットなどで走者を得点する可能性が高い位置、つまり二塁または三塁に走者がいる状況のことを言います。
- クリーンアップとは？：野球の打順で3番、4番、5番を指し、通常は強打者が配置されるポジションで、得点を重ねるための重要な打順です。
